ヴェネツィアの町を散策していると、本当に多くの広場に遭遇します。
大きなものから小さなものまで。
最も有名なのは、もちろんサンマルコ広場。
そして市民や学生の町ならではの学生の集う憩いの場、そして子供たちの遊び場、単なる通路になり得る小さな空間だって広場のひとつです。通常、イタリア語で広場を表す「ピアッツァ」というのは、ヴェネツィアではサンマルコ広場(ピアッツァ・サンマルコ)だけに相当するもので、ヴェネツィアでいう広場は通常「カンポ」という言葉を使います。
地元の人たちに非常に親しまれ愛されるカンポの代表格はカンポ・サンマルゲリータ。
ここでは、不定期にアンティーク市がたつことがあります。
不定期なので、開催が次がいつなのか、確かなことは誰も知らず。
何か月おきかの休日に、いくつかの露店がたちます。
調理道具、日用道具類、古着、アクセサリー類などイタリア各地、大小あるアンティーク市の内容とそう変わりはないかと思いますが、ヴェネツィアならではと思わせるのが、やはりここのガラス(ムラーノのガラス)製品が目につくこと。
グラスや花瓶、置物など大きいものから、小さなコロコロとしたガラスなども置かれています。
これらは形も不揃いでひとつひとつが皆表情が違うもの。
何に使うかは使う人の技量次第?!
日の光を浴びてキラキラ光るそれらは可愛らしくて美味しそうにも見え、思わず手にとってしまいます。
そして、様々な色のガラス細工のアクセサリー類。
次回の予定は9月くらいかしら~、と店のシニョーラ(女主人)はおっしゃっていましたが・・・。
9月にヴェネツィアご旅行を計画の方、このアンティーク市に遭遇したら、ラッキーですね。
ちなみにこの写真は6月初旬のものです。
記事&写真提供:特派員 白浜亜紀 こちらもチェック