パラッツォ・マチェニーゴ(Palazzo Macenigo)のはす向かい、
飲食店が多いリアルト橋付近から少しはずれ、
ぽつんとある感じの一軒のオステリアが『オステリア・マチェーニゴ』です。
店前には今日のメニューの書かれた紙が貼られていて、入店前にその日のお勧めをチェック。
店内は、空間が比較的保たれたテーブルが心地よく食事のできそうな雰囲気です。
着席すると手渡されるメニューは2枚。
「その日のメニューMenù del giorno」と「お勧めメニューMenù del proposto」。
メニューの大半は魚料理。
お勧めメニューはヴェネツィアの伝統料理を中心に、一般的料理。
肉料理も少々入っています。
その日のメニューに目を転じると、魚を使ったメニューの数々。
カニやエビ、イカ、アサリやムール、そしてカペルンゲと呼ばれるマテ貝などのヴェネツィア料理に欠かせない豊富な種類の貝類・甲殻類から、
マグロやカジキ、イワシなどの魚を使ったアンティパストからセコンドまで。
どれもこれも興味をそそるものばかりです。
この日に注文したのは、アンティパストにエビのフリット カボチャのソース。
季節のカボチャのピュレを添えて、カリッと揚げたエビとエビと相性のよいズッキーニもフライにしてあります。
こちらはカノーチェ(=シャコ)Canoceのスパゲティ。
そして魚のスープ、ズッパ・ディ・ペッシェZuppa di pesceは、海の幸たっぷりの温かいメニュー。
味つけも優しく、ヴェネツィアにしては値段も良心的。
魚メニューが豊富なのは大変に嬉しいことです。
店のオーナーはグイドGuidoさんとルーカLucaさん。
5年ほど前から彼らが経営をしています。
穴場的なお勧めの食べ処です。
Osteria Macenigo
Salizzada San Stae, S.Croce 1919, Venezia
041.5231703
(月曜定休)
パラッツォ・マチェーニゴはす向かい。
ヴァポレット1番S.Staeを降りてすぐ。
記事&写真提供:特派員 白浜亜紀 こちらもチェック