ヴェネツィア本島から訪れる離島のなかで人気の高いブラーノ島。
レース編みで有名な場所ですが、
この島を特徴づけているのは立ち並ぶ家々の美しい色調です。
赤、青、黄色、ピンク、紫、さらにそれぞれの濃淡あり…と
訪れる人々の目を楽しませてくれ、
さらにヴェネツィア本島とはまた一味違った緩く穏やかな空気を感じることができます。![]()
さて、島を訪れた際には、
地元の人々にも、そして観光客にも絶対的に人気のあるのが、この『Al Gatto Nero』。
1946年に地元のオステリアとして創業。
現在のオーナーとなったのが1965年以降です。
ブラーノ島自体は大きな島でもなく、
島の造りもヴェネツィア本島のように複雑でもないので、
路に迷うようなことはあまりないとは思いますが、
地元の人に尋ねても、100%に近い確率で「あそこは美味しいよ~」
という言葉が添えられて道案内をしてくれることでしょう。
ここでのお勧めはもちろん魚介料理。
新鮮な良質な素材を使用していることは、食べて実感。![]()
こちらはアンティパストとして。
アサリやムール貝、マテ貝、ホタテ、小タコ、エビ、そしてヴェネツィア名物バッカラ・マンテカート(干タラのペースト)など魚介料理の盛り合わせ。
シンプルですが、香り豊かで続く料理への期待も高まります。
そして、ブラーノ名物。
。
ブラーノ島を訪れるならこれは食べるべき一皿。
リゾット・アイ・ゴーRizotto ai gò(ゴーのリゾット)、
またはリゾット・アル・ブラネッロRisotto al Buranello(ブラーノ風リゾット)などと呼ばれます。
ゴーという名のボラの一種の白身魚を使ったリゾット
他、こちらの魚介のスパゲティはパスタと合わせる具も盛沢山。
これでもか、というくらいの盛りに潮の香りいっぱいの一皿。
メニュー名はスパゲティ・アル・スコーリオSpaghetti al Scoglio。
そして、これまた定番のスパゲティ・ヴォンゴレ。
魚のグリリアータ・ミスタgrigliata mista(ミックス・グリル)や
フリット・ミストfritto misto(ミックス・フライ)は
セコンド・ピアットの定番ですが、
この日は私は個人的に大好きなカラマーリ(ヤリイカ)のフライで。
揚げたてで非常に美味です。
アンティパストとして注文しても良いかもしれません。
ドルチェはやっぱりティラミスで。
実はお皿もこの店オリジナル。
お皿にはブラーノ島の色とりどりの家並みと、そこには一匹のガット・ネーロ(黒猫)が…
これからの季節、お天気の良い日は運河沿いのテーブルで。
潮風を感じながらゆったりと食事ができます。
非常に人気の高い店ですので、電話での予約をお勧めします。![]()
Trattoria Al Gatto Nero
Via Giudecca 88, Burano(Venezia)
Tel; 041.730.120
定休日 月曜
記事&写真提供:特派員 白浜亜紀 こちらもチェック
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