CIAO 皆様
青い空のイメージが強いイタリアですが、
さすがに真冬ど真ん中で、ちょっぴり寂しいお天気です。
それでも試験休みの学生さんをはじめ、この時期にイタリア御旅行してくださってる皆様、
どこもかしこも空いているので、是非時間を有効に使って、めいっぱい楽しんでいってくださいませ。
さて、ほとんど見所が町の中心にぎゅっと詰まったフィレンツェですが、
ほんのちょっと足を伸ばせば行ける素敵な場所をご紹介いたします。
そしてここには、FIRENZEを愛したアーティストの素敵な作品も置かれています。
その場所とは
”GIARDINO DELLE ROSE” (バラのお庭)です。
ここはフィレンツェを上から見下ろせる”ミケランジェロ広場”のすぐ下に位置していますので、
もちろん素晴らしいパノラマが楽しめるのですが、さらにちょっと洒落た御写真も撮れたりします。
ジャン
フィレンツェのシンボルドゥオモとベッキオ宮殿が、ばっちりトランクケースに素敵に収まっております
この素敵な作品を作ったのは、フィレンツェを心から愛したベルギー人のアーティスト
JEAN- MICHEL FOLON
2005年にフィレンツェに滞在した彼は、心からこの美しい街を愛し、展覧会を開き大好評を得たのですが
白血病を患っていたアーチストは、フィレンツェに戻ることを夢に見ながら、
残念ながらもこの街を去った直後の同年10月モナコにて帰らぬ人となりました。。。
しかし、この街が大好きであった御主人の遺志をついで、フィレンツェの街全体を見下ろせる
故人の愛したバラの公園に、彼の12の作品を寄贈したのは、奥様のパオラさん。
この鞄の前にはベンチがあり、そこにはこんな素敵な紳士が腰掛けて景色を楽しんでおります。
アーチスト御本人?かどうかはわかりませんが、そうだとすれば、彼は毎日、いや永遠に、
愛した街を特等席で眺め続けることが出来るというわけですね。 ちゃんと夢は叶いましたよ
公園のあちこちに、彼の素敵な作品が散らばっております。
彼の作品の人物が、空を向いているのは、
人生、辛い事があっても、下を向いてはいけないよ、
上を見て頑張っていこう。
と、自ら病に侵されていながらも、
生きる希望を捨てず、奥様、フィレンツェ、そして芸術を
最後まで愛し続けたアーチストの人柄が全ての愛らしい
頭が植木鉢になっちゃってます。
アーチストのテーマ ” 思いやり ”
いろいろ想い過ぎて、重い植木鉢になっちゃったね。
お花が溢れるバラ公園にはぴったしです
この公園を訪れたいのは、間違いなく春ですが、
ベンチもあちこちにあるので、お天気の良い日に、
美味しいパニーノ(サンドイッチ)をもって、
フィレンツェのパノラマと、
FOLON さんの素敵な作品を楽しめる GIARDINO
DELLE ROSEでイタリアンランチなんて、
いかがでしょうか。
ほんわかハッピーな気持ちになれますよ。
GIARDINO DELLE ROSE
VIALE GIUSEPPE POGGI 2
幸