
まずは切符を購入し、

そして改札へ。。。という事ではなく、今日は私がイタリアの地下鉄に乗る時に感じる事を少し。
まずは、いつもやきもきしてしまうのが、満員電車。何にやきもきするかというと、満員電車といえども、満員ではない!という点について。。。
高校生の頃からウン十年、日本の満員電車に揺られ続けてきた生粋の日本人としては、イタリアの満員電車、満員電車とは呼べません。私にとっての満員電車とは、急ブレーキでとまっても隙間が見当たらない位がTHE満員電車。それに比べてイタリアの場合、隙間まだまだあるある~、と思ってしまうのですが、イタリア人的には満員の様で。イタリア通勤はじめの頃、私的にはあと10人は余裕でいけるだろうと押す気満々で乗り込もうとして怒られそうになりました。
いくら空いた満員電車を見ても押して入ってはいけません。押したい心をグッと抑え、これは満員なのだと自分に言い聞かせ1本電車をやり過ごす。郷に入っては郷に従えと自分に言い聞かせる毎日の通勤時間。
そして幾度となく聞かれるセリフ。「SCENDI?」(シェンディ?あなた降りる?の意)
この質問が繰り広げられる位置関係としては、扉→私→質問者。質問者、扉に限りなく近いですよね?これが、扉→乗客×10名→質問者だったら分かるんです、質問したくなる気持ち。でもイタリアでは扉近くでも度々聞かれますので、そんな時は場所を譲ってあげましょう。
そして、さあ、電車を降りていざ地上へ!とエスカレーターに乗る瞬間に私の一番の楽しみが。
エスカレーターの体が乗っている部分と、

手を置くベルト部分のスピードが、

手を置くベルト部分のスピードの方が微妙ですが確実に早いのです。そうするとどうなるかというと、同じ場所においた手が前の人の脇あたりまで持っていかれるという事態となります。

最初、私だけっ?!と困惑しながら周りを見回したところ、皆様定期的に手の位置を直していました~!日本で両方のスピードについて考えた事が無かったので、このスピードをどこで調整していてなぜずれるのだろう?と私の頭の中は「?」がいっぱいになります。
適当なところがあるけど、なんか可愛いなあ~イタリア!そしてイタリア人!とまたイタリアに愛着が湧いてしまう私のメトロ時間。電車に乗っているだけでも見えてくる国民性の違い(習慣の違い?)に、面白いなあ~としみじみしながら今日も出勤!
本日もローマ支店にて皆様をお待ちしておりま~す!