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テーマ：イベント

2013.02.10

ヴェネツィアのカーニバル2013

　　今年も恒例のヴェネツィアのカーニバルが、1月26日から2月12日までの18日間開催されています。明日と明後日のフィナーレで幕を閉じることになります。

ということで、先週の木曜日に今年のカーニバルはどんな感じだろうと視察に行ってきました。ヴェネツィア本島の玄関口、サンタルチア駅に到着し駅を出るとすぐにこんなカップルがいました。写真を撮っていいですか？と聞こうと思ったけど、先方は明らかに写真をどんどん撮って～モードです。

実は、ヴェネツィアのカーニバルは今回初めてでした。お祭りの参加者が仮装してなんていう話を聞いていたので、ハロウィンのようなものかなと軽く考えていました。ただ実際来て見てみると、ほとんどの仮装している人は、明らかに中世の貴族のような服装をまとっています。逆に言うと、ヴェネツィアの街並みには普通に溶け込んでいてハロウィンのような仮装には全く見えません。いわゆるスパイダーマンやミッキーマウスはいないのです。

歴史的な話を聞くと、それも当然でした。中世の頃のヴェネツィアはカジノがあったり娼婦が街中にいたりと、貴族は自分の身分を隠して庶民と一緒に遊んだそうです。そのためあのよく見るマスクを貴族たちはつけていたようです。その名残が今のカーニバルに残っているんですね。

そんなヴェネツィアのカーニバルもこの期間に訪れる観光客の数は数百万人と大変な盛り上がりを見せていますが、商業的なカーニバルに地元の人はどんどん離れていっているという実情もあるようです。そうそう、このヴェネツィアのカーニバルは19世紀に一度なくなって、今の形態で復活したのは1979年というまだ最近のことのようです。