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2014.02.05
ローマはすごい
高レベルな芸術鑑賞が無料なり
皆様、チャオです
今年のイタリアの冬は、雨、雨、また雨
今年に入ってお天道様にお会いできたのは、、いつだった?と思い出せないほど、
ずーーーっと淋しい空のローマです
そんなときには、せめて美味しいものを食べて、美しいものを見て、幸せになりましょう
ミケランジェロ、ラファエロ、カラバッジョ
イタリアでもこれだけの芸術家の作品を鑑賞するためには、行列に並んだり、
入場料が必要です。(特にFから始まるあの街です)
でも、ローマはやはりすごーーーーーい
マイナーな教会ばかりなために、注目度は低いのですが、
超ハイレベルな芸術作品を、行列も無く、無料で拝めるスポットをご紹介いたします
まずは、天才的なこのお方
まるで書かれている人物が、話したり、動いたりしそうな
リアル感NO,1アーチストといったら、カラバッジョ。
気性が激しく、殺人容疑を掛けられ、生涯逃亡生活を続けた波乱万丈の人生でしたが
彼の作品に描かれた人物には、魂が宿っているかのような天才的な描写をし、
また明暗の使い方による立体感も、他の画家を寄せ付けない才能の高さでした。
この3枚の絵は、パンテオンの近くのサンルイージディ フランチェージ教会に向かい合わせるように
飾られており、見る人々に圧倒的な感動 を与えています。
お次はラファエロ。日本でもファンが多いですね。
当時も沢山の人々から寵愛された人気者(イケ面&性格良し)だったそうな。
慈愛あふれるマリア様の絵がその性格を表しています。
それゆえ教会や、貴族から沢山の仕事の依頼を受けましたが、37歳で早世しています。
個人的に大好きなこの1枚は、ナヴォーナ広場近くのサント アゴスティーノ教会の
左側入って3番目の柱に描かれています。(ちゃんとスポットライトが当たっています。)
この愛らしい、ムチムチの天使君たちは必見可愛いすぎます。
ラファエロは、ダヴィンチ、ミケランジェロと並んでルネッサンスの3大巨匠と呼ばれた画家
しかし本人は最後 まで他の2人に並ぶどことか及ばない、と言っていたそうです。
この3人のスリーショット、現代の世界中の有名人を集めても勝てないですね、きっと。
ちなみにこちらの教会には、前述のカラバッジョさんがここにも登場。
さて最後はおなじみのミケランジェロ。
大作だらけ(最後の審判、天地創造、ピエタ、サンピエトロのクーポラ)のこの方ですが、
いつも行列のバチカンまで行かなくても、拝めるのです、ミケランジェロの作品も。
パンテオン近くのサンタ マリア ソプラ ミネルバ教会です。
ジャン
彼の絵も、彫刻も、筋肉隆々のマッチョマン作品ばかりが目立つので、
ミケランジェロらしくないなよっとした作品ですけど
それもそのはず、初期の頃の作品なので、
マッチョマンに魅かれはじめたのは、この後なのですね。
(男性のほうが好きだったらしいです、はい。)
ということで、これら全ての作品は、
ローマのど真ん中パンテオンからナヴォナ広場の間にあるこーんなに地味ーな教会にひっそりと、
大切に残っております。
大切に残っております。
この人たちの作品は、ローマの街中にごろごろあって、芸術感覚が麻痺しそうになりますけど。
ローマっ子たちは、生まれたときからアニメ漫画を見るように、カラバッジョを見て育つのでしょうかね
左 サンアゴスティーノ教会
上 サンタ マリア ソプラ ミネルバ教会
コロッセオ、トレヴィの泉も良いけれど
イタリアに来ないと見れない、こんなに素敵な作品を是非是非見ていっていただきたいです
幸でした。