イタリアに来てからというもの、サラダを食べる時にはオリーブオイルとバルサミコ酢さえあればあとは何も必要なしというくらいバルサミコ酢の魅力にはまっていましたが、このバルサミコ酢は他の色々な料理に合わせても、その都度料理の味が変化するんですね。イタリア料理には欠かせないバルサミコ酢です。
そんなバルサミコ酢の本物を探しにエミリアロマーナ州のモデナに行ってきました。この地方で100年以上の伝統をもつ醸造所「アチェタイア・レオナルド」社のツアーの予約が取れました。
モデナの中心地からは少し離れているので、交通手段としては自家用車かタクシーを使うことになります。クリスマスの前だったので、少しひっそりとしている感じでした。約30分のツアーも我々4名だけでしたが、丁寧に案内してくれました。
手摘みで収穫された高品質のブドウ汁をこの加熱器に入れて3~4日かけて煮詰めていきます。ここで原料となるモストを作ります。
出来上がったモストをまずは大きめの樽に詰めて熟成していきます。そして時間をかけて少しづつ小さな樽に移していく作業を丁寧に粛々と進めていくとのこと。また樽はオーク、チェリー、チェスナットなど材料が違う樽に順番に移していくことによって、独特の深みのある香りが生み出されます。
部屋中に充満する何とも深みのある香り。
ツアーではこんな樽の中から熟成中のバルサミコ酢の試飲をさせてもらえます。
5年もの、10年もの、30年ものと、どんどん濃度と味わいが変わります。30年ものになると味が強すぎて、大概の料理には味勝ちしてしまうので、一番いいのはジェラートやドルチェなのよと教えてくれました。
ツアーが終わるとショップでお買い物タイムです。4年ものの安いものから、
英国王室御用達のものまで色々あります。
このバーカウンターで試飲をしながら選ぶ事が出来ます。
僕はお土産に種類の違う3本を買って帰りました。
Acetaia Leonardi
Via Mazzacavallo, 62
41043 - Magreta di Formigine (MODENA)
tel 059 554375
website: http://www.acetaialeonardi.it/index.php
フィッシュ!
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