
皆様 チャオです
1月時後半、日本は大寒波が到来のニュースがイタリアにも届いてきておりました。
イタリアは例年に比べれば暖冬で、スモッグ注意報が出るほどです
暖冬なので楽ですが、異常気象は心配ですね
さて寒い冬を乗り越えれば心躍っちゃう春
がやってきて、
イタリアもあちこちに綺麗なお花が咲き乱れます。
花といったらこの街ですねー
じゃん
名前がフローレンスですもの。笑
ローマ帝国時代にこの時期にフィレンツェの建設が始まったので(紀元前59年)、
花の町フローレンティアと呼ばれることになったというのが通説です。
そのあとは花のように美しいとか、
ルネッサンスの花が開いたとか、すっかり花
の都と呼ばれるようになりました。
とはいっても、街中に花が咲き乱れているわけではないので、
お花の町のイメージをもたれているとがっかりされることもしばしばなのですが、
今日は、フィレンツェを象徴するお花とそのお花が見れる貴重な場所をご紹介いたします。
フィレンツェのシンボルは深紅の百合の花!
気をつけて歩いていると、街のあちこちに使われているんですよ
その花は「Giglio ジリオ」と呼ばれています。
さて、このGiglioとはイタリア語で「ユリの花」を意味しますが、
このデザインは「ユリ」というよりはどちらかというと「アヤメの花」に見えます。
あやめはGiaggiolo(アイリス)であってGiglio(ユリ)とは違うんですけど、
花の形が似ているからGiglioゆりが用いられるようになったという
さすが、ゆるゆるな感じで町のシンボルになってしまったジリオ
でもフィレンツェでは共和国時代に教皇派と皇帝派が戦っていたときからその旗に使われ、メディチの紋章にも登場する歴史を持っていますし、
現地元のサッカーチームFiorentinaのマークにも使われる偉大なるお花なのです
フィレンツェの紋章に使われるゆりの特徴は、
花びらの間に2本の細い雄しべが長く伸びている図形です。
そのアイリス(ここではあやめ)を一気に見れる公園が、
ミケランジェロ広場のすぐ脇にあるのをご存知ですか?
ただし期間限定、しかも毎年たった3週間しかオープンして居ないため、
フィレンツェ人でさえその居場所を知らない人も多いのです。
しかも百合の季節じゃないと、オリーブ畑と間違えてしまう感じです
ミケランジェロ広場から見下ろした写真
皆さん大聖堂やベッキオ宮の写真を撮られてお帰りになってしまいますが、
その右手にはこんな景色が広がっております。
ゆり庭園 GIARDINO DELL'IRIS
庭園内には、2500種以上にも及ぶ花々が植えられています。
1251年に制定されたフィレンツェ市のシンボルの花もあります。
毎年、コンクールが開かれ一番美しいアヤメさんが表彰されるそうですが、
紋章に使われているような深紅のあやめはまだかつて誕生して居ないそうです。
ミケランジェロ広場に続くコッリ大通り(Viale dei Colli)に庭園の入り口があります。
本当に広場のすぐ横ですから、
写真を撮りに言ったついでに是非とも寄っていただきたい場所です
2016年のオープンは、
4月25日から5月20日までのみ。
10時から12時半、15時から19時
月曜クローズです。
今年はユリ園開園に合わせてフィレンツェにお越し下さいませ
幸でした