2020.08.12

8月12日パンの日

という事で本日はイタリアのパンにまつわるお話を。

イタリアと言えばパスタが有名ですよね!?でも同じ小麦が原料のパンも種類が多く、また歴史も古いんです。日本で言えば『白米』のような立ち位置のイタリアのパンをご紹介します。

◆グリッシーニ◆

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日本でもイタリアンレストランや輸入食材店で目にされる事も多いのではないでしょうか。ポピュラーなパンの一つでグリッシーニ(Grissini)といいます。

写真の通り細長いパンで、生ハムを巻き付けて前菜のように食べることもありますしそのままオリーブオイルにつけて食べても美味しく召し上がれます。ワインのお供にも最適なので、お土産に買って帰る方もいらっしゃいます。

この細長いパンの発祥はイタリア王家のサヴォイア家が、大きな口を開けずエレガントに食べられるパンを、とパン職人に依頼した事が始まりだそうです。皆様もぜひ、お試しください。

◆フォカッチャ◆

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こちらも日本でも有名なフォカッチャ(Focaccia)です。『火で焼いたもの』という意味のパンで、ピザ生地の原型になったパンです。こちらはそのままオリーブオイルにつけて食べるのもお勧めですが、生ハムやチーズなど具材を挟んでサンドウィッチのようにして食べるのも美味しいです。そうやって挟んで食べる場合はパニーニ、と呼ばれます。

パニーニも日本では有名ですね。パン屋さんやバール(bar)でも軽食としてピザのほかにパニーニを置いているところもありますので、小腹がすいた時はお手軽に食べられておすすめです。

◆ロゼッタ◆

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ロゼッタ、というローマ伝統のパンです。名前の由来はパンの形が薔薇の形をしていることからロゼッタと名付けられたそうです。こちらは外側のサクサクした皮を楽しむパンで、中身は空洞となっています。

イタリアではパンの白いところを食べ、外側の皮を残してしまう人もいるのでこのロゼッタは「売れないパン」と言われているらしいのですが…

フィレンツェでは逆にこのパンが人気。というのもフィレンツェでは「ランプレドット」というモツ煮込みが名物。ランプレドットはそのまま食べることもあるのですが、ソースと一緒にパンに挟んで食べることもあります。その場合、中身が空洞のこのパンが挟むパンとしては最適なんだそうです。

フィレンツェにお越しの際はぜひランプレドットと共に、こちらのパンをお試しください。

◆パネトーネ◆Panettonefattoincasa728x486_2

以上のほかにも、南北に長いイタリアなので各地で親しまれているパンがあります。またご機会があったらご紹介しますね。

最後にローマで美味しいパン屋さんのご紹介をします。

【Panella】

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焼きたてのパンがショーケースや、後ろの籠に綺麗に陳列されています。

自分で好きなパンをトレーに乗せていく日本のパン屋さんとは異なり、イタリアのパン屋さんでは自分が欲しいものを店員さんにオーダーしていくシステムです。

こちらのパン屋さんは店内にもイートインスペースがありますし、外のテラスで食べることもできます。オープンエアーの中、焼きたてのパンを頬張るのはいかがでしょうか。

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この日もお昼でしたが、陽気なイタリア人がすでにワイングラスを片手に焼きたてパンを堪能していました。皆様もぜひ、今日パンの日にはパンとワインのマリアージュを楽しんでください!

【住所:Via merulana 54,00185 Roma】

clubこのお店はテルミニ駅構内にも支店がありますので、列車で移動の際はこちらを覗いてみるのもお勧めですspade

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