フィレンツェからちょっと足を延ばしてウンブリア州にあるカスティリオーネ デル ラーゴ(Castiglione del Lago)に行ってみました。
ここはイタリアで4番目に大きな湖・トラジメーノ湖の西湖畔に位置しており、夏の避暑地として人気の場所です。
イタリアの最も美しい集落(I borghi più belli d'Italia)の一つにも選ばれています。
町は湖畔から広がっていますが、中心地である旧市街は高台にあります。
旧市街への入口となるのは3つの門です。
私が入ったのは南側にあるペルジーナ門(Porta Perugina)。
北側にはフィオレンティーナ門(Porta Fiorentina)、西側にはセネーゼ門(Porta Senese)があります。
ペルジーナ門を抜けるとすぐ先にあるのがこの町の歴史を物語る、かつての公爵の館・コルニャ宮(Palazzo della Corgna)と、町を守っていたレオーネ要塞(Rocca del Leone)。
レオーネ(獅子)要塞はその形が獅子座の星の配置に似ていることからこの名前がつけられたそうで、町の名前Castiglioneも、獅子の城という意味のCastello del Leoneが元になっています。
残念ながらお昼休み時間で中には入ることが出来なかったのですが、外観は質素なコルニャ宮の館内は1200mqを超え、豪華なフレスコ画で埋め尽くされているそうです。
コルニャ宮内からはレオーネ要塞内に抜けられます。
コルニャ宮入口
レオーネ要塞
メインストリートです。
可愛らしいお店が並びます。
小さな町には、教会が2つあります。
サン ドメニコ教会(Chiesa di San Dimenico)の内部
メインの教会はサンタ マリア マッダレーナ教会(Chiesa di Santa Maria Maddalena)
入口はコルニャ宮同様に質素ですが、中に入ると美しい...。
地域の名産品を扱う食料品店
名産品の一つが、スローフードにも認定されているトラジメーノの小さなお豆(Fagiolina del Trasimeno)。
種蒔きから収穫、乾燥まで全て昔ながらの手法でされており、とっても手間がかかるのだそうです。
お土産にはチーズ、ワインなど諸々ありますが、トルタ アル テスト(Torta al Testo)という鋳鉄のプレートで焼いたパンも地元の人たちのお勧め。
チーズやハム、ほうれん草ソテーなどを挟んで食べます。
フィレンツェから車で2時間弱のカスティリオーネ デル ラーゴ。
鉄道駅もあり、フィレンツェ中央駅からローカル線急行利用で1時間40分ほど(旧市街までは駅から徒歩30分ほど)なので、フィレンツェを拠点に日帰りも可能です。