フィレンツェ中心部には様々なショップや飲食店などがあって、街歩きは活気があり楽しいのですが、時には自然が恋しくなります。
そんな時に足を運ぶのが、カッシーネ公園です。
ここは、フィレンツェ市民にとっての憩いの場。
元々はメディチ家の私有農園で、ここではチーズの生産もしていたことから、チーズを意味する古語"Cascio" がCascineの語源となったということです。
160ヘクタールの広大な公園のうち、35ヘクタールは森林。
木陰を散歩したり、ジョギング、サイクリング、インラインスケートなどのスポーツを楽しんだり、家族連れ、カップル、友人同士、緑の中で気ままに過ごします。
公園内では様々なイベントも催され、現在はVISARNO ARENAと名を変えた元競馬場は、海外のビッグアーティストを招へいするFirenze Rocksなどのコンサート会場となっています。
(Firenze Rocks、今年はコロナウィルスの影響で残念ながら中止となってしまいましたが...。)
このカッシーネ公園に特に人が集まるのは火曜日。週に一度の青空市場の日です。
Viale Abramo Lincoln(リンコルン通り)からPiazzale Kennedy(ケネディ広場)まで1kmほどにも及ぶ市場には、いろいろな種類の屋台が並びます。
朝8時から14時頃までやっています。
何でも1ユーロの屋台
ご時世に合わせて、マスクもあちこちに
ペットまで売っています
急ぎ足でざっと周っても1時間はかかるので、じっくり見ようとすると数時間は必要ですが、どんな掘り出し物に出会うかもわからない市場はやっぱりとても楽しいです。
カッシーネ公園は中心街からもほど近く、フィレンツェ中央駅前のALAMANNI駅からトラム(路面電車)でたった2駅です。
入口のPiazzale Vittorio Veneto(ヴィットリオ・ヴェネト広場)までは、中央駅から徒歩でも15分ほどなので、お散歩がてらに行ってみるのもいいかもしれません。