みなさん こんにちは
今日は世界遺産であるハバナ旧市街の観光スポットを代表する大聖堂(カテドラル)をご紹介します。
大聖堂は1704年の建立。ボデギータ・デル・メディオにも近く、近年は多くの観光客でにぎわい楽し気な笑い声や音楽があふれている開放的な石畳の広場を前に、大聖堂はそこだけどっしりとキューバ風バロックスタイルの荘厳な雰囲気を漂わせています。
その大聖堂で、先日キューバを代表するロックグループ 「SINTESIS」のコンサートがありました
「大聖堂でロック?」いいんです、いいんです。「お寺でジャズ」もあることだし。
SINTESISは活動を始めて今年で40年の大御所。ロックやジャズと、キューバの民間信仰の中心であるアフロキューバン宗教の音楽を融合させた数々の大ヒット曲を持つキューバの国民的バンド。
老若男女、みんなワクワクです…
夜9時からのコンサートは無料(さすがキューバです!)。
舞台は大聖堂入り口前、普段はおごそかな雰囲気の石造りの大聖堂全体が今夜は特別なライティングで赤く、青く妖しく神秘的なまでに照らし出され会場は熱気で包まれます。
音をお伝えできないのが残念! おぱてれお、おぱてれお~♪
早速アフロキューバンの神様オヤを歌った曲から…ゲストの国立民族舞踊団が墓場を司る激しい性格のオヤになりきり舞台狭しと踊ります、魅せます!
次の曲はキューバ女性の守り神、美しく傲慢で官能的なオチュン、大聖堂の壁には彼女の花ヒマワリが大きく映し出され舞台も彼女の色黄色でライトアップです。歌詞は宗教儀式の際に歌われるアフリカのヨルバ語のままなので意味はわからないけれど…皆知ってます、歌ってます!
海を司る女神ジェマヤー、海だから彼女のドレスの色は青色、海を渡る旅行などの際にはこの神様に無事を祈ります、シンテシスの歌もまた名曲!!
さてさて大御所の40周年コンサートはゲストも豪華です!
キューバだけでなく中南米でも絶大な人気のシルビオ・ロドリゲスの登場に会場はさらに大盛り上がり!! ↓
日本でも数多くの活動を続けるキューバを代表するサックス奏者セサル・ロペス!
彼のサックスはやっぱり最高~!
…その日のハバナの大聖堂ではロックとジャズとアフロキューバンが溶け合った音楽と、色とりどりの光の洪水の魔術に会場全体が酔いしれ、「これだからキューバやめられない!あ~最高!!」な夜が更けていったのでした…
以上ハバナのチエがお送りしました