映画の1シーンに憧れて実際に旅に出ました
その映画とは「落下の王国」
タージ・マハルやファテプル・シクリなどインドの世界遺産や
世界遺産ではなくとも 印象に残るシーンを多用したその作品
さすがインド人監督による作品
実はココもインド という場所がたくさん出ています
その1つ ファテプル・シクリの上にあるこの迷路のような場所
↓映画では
ショッカーの構成員のような黒装束の敵が一斉に階段を降りていく演出
これって石造りの古代遺跡? なんて調べて見ると
なんとデリーから日帰りで行ける距離にあることが判明
列車シャタブディ特急で約3時間 アルワルという街へ
そこから車をチャーターして約1.5時間 目指す先はアーバネリー村
そこにチャンド・バオリはありました
となりにある寺院をまずは見学
ものすごく古い石窟装飾が旅心をくすぐります
鐘を鳴らして
そしてこの寺院のとなりにあるこの壁
あった! 映画と同じ世界
その昔 実際に使われていたこの階段井戸
確かに一番下には このとおり水が溜まっています
インド国内で最大規模の階段井戸
まるでピラミッドをさかさまにしたかのようなフォルム
そして数学の国インドならではの幾何学デザイン?
コピー&ペイストをしたかのようなシンメトリーさ
柵があるため 途中までしか降りられませんが
その深さたるや ビル7~8階分くらい
均等にある階段のために さらに深く深く感じます
入場は無料 観光客ほとんどゼロ インド人もほとんど知らない場所
ここまで来て良かった!
映画の主人公気分で階段を下りてみるけど
いつものように黒い服着てるので 主人公どころか敵キャラ化している自分
(_ _。)
ちなみにとなりの赤いセーターのオヤジはチャーターした車のドライバー
チャンド・バオリを後にして
周辺の村を歩くと ぞろぞろついてくる子供たち
何やら皆で話しながら とにかく外国人が気になって仕方がない様子
カメラを取り出すや
そして見せて見せて攻撃
さらに子供が子供を呼び
家々から子供たちが出てきて大変なことに
それくらい外国人が珍しい素朴な村 アーバネリー村
ついてくる子供たちを背に 一路、アルワルの街へ戻ります
つづく
HISデリー支店 古賀
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投稿: ま茶民の夫 -2009年1月18日 (日) 06時40分
■階段井戸すごいですね。
古賀さん、バンクーバーではうちの奥さんがお世話になりました。ま茶民はブログをブックマークして毎日欠かさず見ています。我が家の「今日の古賀さん」報告は現在も健在です。これからもインドから楽しいブログを提供ださい。 -
投稿: his-delhi -2009年1月19日 (月) 12時04分
■無題
ま茶民の夫さんこちらこそ大変お世話になりました。バンクーバーから日本航空で、途中成田に1泊してデリーへインド系カナディアンたちに混じってお越し下さい。カレーと世界遺産とともにお待ちしております。 -
投稿: Gatsugatsu -2009年1月19日 (月) 15時20分
■これだったんですね!
先日カジュラホ駅開業の件を教えていただいたものです。その節はありがとうございました。「落下の王国」、数え切れないぐらい有名・無名の素晴らしい人類遺産が出てきて、大好きです。あの階段井戸がこんな寂しい所にあるとは・・・。古賀さんのおかげでまたひとつインドに詳しくなりました。これからもコアな話題を楽しみにしてます! -
投稿: his-delhi -2009年1月20日 (火) 04時02分
■無題
Gatsugatsuさん「落下の王国」のパンフレット表紙にある不思議な踊り あのシーンはとあるホテルのロビーであることを発見しました ちょっと遠くてちょっと高いホテルなので いつの日かご紹介できればと思います