チェンナイの食事といえばチェンナイ料理
ゴアやムンバイも南インド料理ですが
その違いは皿ではなくバナナの葉が多いこと
これは挑戦するしかあるまい
ということで真っ先に向かったのは
美味いミールスならココだ と地元人が口を揃える

SHRI BALAAJEE BHAVAN
工場のようなあわただしくシンプルな空間で

黙々と食べ続ける男たち
タミル文字読めないし
これで通じました
なくなれば
「まだまだ?」
「もっともっと」
外個人が珍しいのか? 人々の視線が集中
バナナの葉を水でさっとならして

1つ1つ具が乗せられて
白ご飯にまぜて 捏ねて固めて食べます

最初は難しかったのですが
慣れてくると面白く そして美味いんです
味はもちろん 暖かさと感触
そして
まわりのオヤジたちと一体化した妙な連帯感
向かい側のオヤジのマネをして食べていると

気のネックレスがちょっとアウトローなアニキもいい笑顔に
「どうだ 美味えだろ?」
どんだけ食べてもおかわり自由
それでなんと60ルピー(約120円)
確実に首都デリーよりも安い物価 なのに倍以上の満足感
もうチェンナイ滞在中は

バナナの葉と手で食べる
これを義務づけました
ちなみに食べ終わったら
質素ながら相手への気配りを感じさせる
美しく風流な習慣です
人々の優しさと穏やかさの理由が なんとなく分かります
つづく
HISデリー支店 古賀