初めてのインド旅行。日本の約9倍もある広大なインドのどこへ行ったらいいのか悩むところ。
旅の目的によってアレンジ豊富なインドですが、インドに初めて行く方やあまり休みが取れないという方には、タージ・マハルなど定番スポットが集中する【北インド】がおすすめです。
今回は、そんな北インドの主要都市【デリー・アグラ・ジャイプール】(通称:ゴールデン・トライアングル)の魅力を紹介します。
■デリー
インドの首都。日本から直行便も就航している「インディラ・ガンディー国際空港」があり、北インド旅行の玄関口です。
フマユーン廟【世界遺産】
イスラーム建築の美しいモスクで、タージ・マハルのモデルになったともいわれています。
タージ・マハルは【夫→奥さんのために作ったお墓】ですが、その逆で【奥さん→夫のために作ったお墓】とのこと。
両方訪れて、シンメトリーな外観や美しいドームなど、共通点を探すのもおもしろいです。
クトゥブ・ミナール【世界遺産】
高さ約73m、アジアで最も高い世界遺産。近づくとその大きさと細かな装飾彫刻に目を奪われます。
少し傾いていて、インド版「ピサの斜塔」といった感じです。
■アグラ
タージ・マハル【世界遺産】
王様シャー・ジャハーンが愛妃のために建てた、総大理石の壮大なお墓。うっとりする白亜のシンメトリーは、ロマンにあふれた建造物なのです。
(ちょうど訪れたときがミナレットの工事中でした・・・。)
あまりにも有名なタージ・マハルですが、実物を見てこんなにも期待を裏切らない遺産もなかなかないのでは!と思うくらい、満足しました。
金曜定休日なので、旅を計画するときはご注意を!
アーグラ城塞【世界遺産】
タージ・マハルを建てたシャー・ジャハーンが息子に幽閉されていた場所。
全長2.5kmに及ぶ広大な赤い城壁で、白いタージ・マハルに対して「赤の城」といわれています。
■ジャイプール
別名「ピンクシティ」と呼ばれ、建物がピンクでかわいいので、女子におすすめです。
風の宮殿(ハワー・マハル)
ピンク・シティのシンボル的建物で、インパクトのある美しい彫刻が施されています。
ジャンタル・マンタル(天文台)【世界遺産】
18世紀に建てられた巨大天文台。オブジェ風の石造天体観測儀がたくさんあって美術館のようです。
高さ約27mの巨大な観測儀は圧巻!
スケールの大きさと、当時の精密な天文技術に感心しまくりでした。
■ジャイプール近郊
アンベール城【世界遺産】
丘の上に建つ広大なお城です。
お城までは、名物、象のタクシーで向かいましょう!
「シーシュ・マハル」(鏡の間)は、豪華絢爛な一面鏡の装飾。
「世界一美しい門」といわれる「ガネーシャ・ポール」も必見です。
地味な外観と内部の豪華さのギャップに驚きます。
チャンド・バオリ
巨大な井戸。世界遺産ではないけど、世界遺産を見たくらいのインパクトがあります。
階段の総数は3,500段、深さは約30mで落ちたら・・・と思うとゾッとしますが、幸い?柵があって入ることはできません(笑)
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イスラムとヒンドゥー、多宗教の融合、その細かな装飾と豪華さに、終始うっとりしまくり。「ムガル帝国」をあまり知らなかったのですが、歴史の深さや壮大なストーリーにどんどん興味がわきました。
人生観変わる⁉なんていわれるインド。変わっても変わらなくても、こんなにカオスでユニークなところは、他の国では味わえないおもしろさ!まずは観光しやすい北インドで現地の雰囲気に触れてみてはいかがでしょうか。
ライター:ともみ