2019.09.29
シンチャオ
我が名はセプテンバー
今宵はハノイの交通手段について説明しよう。
「タクシー」という乗り物を知っているか?
これはベトナムで老若男女利用する交通機関だ。
日本にもあるらしいが、かなり高額で高級な乗り物と聞く。
だが、 ベトナムでは使い方さえ間違えなければ割安で利用できる便利な乗 り物だ。
街中のベトナム人は歩くことを嫌う。
暑さを嫌い、日焼けを避け、エアコンの効いた室内を好む南国という言葉が聞いて呆れる生き物だ。
そんな彼らは何人かのグループでの移動はタクシーを使う。
なぜなら初乗り料金が10,000〜15,000VND(50〜 75円)程度なので気軽に利用できるのだ。
上手に使いこなせれば便利だが、 観光客を狙う不届き者もいる。それが今のベトナムの現状だ。
乗る時は心してかかるんだな。
さあ、では安心して乗れるタクシーをいくつか紹介してやろう。
①TAXI GROUP
ハノイで最も流通しているタクシー会社だ。 ベトナムのタクシーには車体に会社の電話番号が記載されている。
TAXI GROUPは「38 26 26 26 26」だ。 たまにダミーで下2桁だけ変えている偽タクシーもいるから気をつ けろ。
ちなみに、アプリ(英語またはベトナム語)もあるので、 海外上級者は登録しておいてもいいかもな。
登録時にSMSで届くPASSコードが必要だから、 電話を使用できる国で事前に登録しておかないといけない。
現地でダウンロードしても電話が使用できない状態であれば何の意 味もないから気をつけろ。
4つ星、5つ星のホテルになると契約していることもあるので、 より安全に乗ることができるだろう。
②MAILINH(マイリン) TAXI
TAXI GROUPと同じく車体に電話番号、車両番号、 アプリもあるタクシー会社で、
ホテルや観光地で契約しているところもあり、 安全だと言えるだろう。
しかし、こちらもダミータクシーが多くあるため注意が必要だ。
最後は最近増えてきたタクシーだ。
③G7タクシー
TAXI GROUPやMAILINHが見つからない場合に、 頼ってみても良いだろう。
上記2社とは若干運転手の質が悪くなってしまうので、 しっかりメーターを使おうとしな場合は、降りた方が懸命だ。
我輩が乗った時はしっかりメーターを利用し、 運転も比較的安定していたが、
たまに悪い噂を聞くので運転手教育がまだ発展途上なのであろう。 今後に期待だ。
アプリもあるが、基本的にTAXI GROUPかMAILINHに乗るため我輩は使用しない。
他にもタクシー会社はあるが、 多く紹介しすぎても困ってしまうからな。
今回はこの程度でにしておこう。
①タクシーを呼ぶ
基本的にはレストランやホテルでスタッフに呼んでもらうのが良いだろう。
急いでいる時は仕方ないが、流しのタクシーは偽物も時折いるので観光客が見分けるのは困難だ。
なので、近くの綺麗なレストランや、大きめのホテルで呼んでもらえると安心だぞ。
②目的地を伝える
目的地は必ず「住所」を調べてドライバーに見せることだ。
ベトナムは建物や観光地の名前では目的地が伝わらない事が多い。
似たような名前(発音)が多いのと、レストランやお土産屋は数年おきに移転をする事が多いのだ。
なので、ドライバーの知識次第では移転前の店舗に連れて行かれたりすることもあるぞ。
最新住所を事前に調べておくように。
また、ドライバーは基本的に英語が伝わらない事が多いのでタクシーを呼んでもらったスタッフにサポートしてもらうのが良いぞ。
③メーターのチェック
タクシーに乗り出発する時、まずドライバーがメーターのスイッチを押すか確認をしろ。
実際、メーターを使わず言値で送迎を行おうとするドライバーもいる。
もし、そのまま行こうとした場合は「メーター」を指差しで指摘してやるとドライバーも観念する。
その時は心の中で「残念だったな」と思ってやるがよい。
④移動中
タクシーのメーターはこんな感じだ。距離と時間で数字が増えていく。
VND(ベトナムドン)の表記は下3桁は省略されているタクシー会社が多い。
だからこの表記は
10(,000)=10,000VND ※50円
という事になる。なんて財布に優しい初乗り料金なんだ。
ちなみに、車両番号も車内から確認できる場所にあるから覚えておけ。
少しわかりづらいが、こいつは「2737番」のタクシーだ。
だいたい1分に2,000〜3,000VNDぐらいの間隔で上がっていく。
⑤支払い
目的地についたら支払いだ。もしお店や場所を知っているなら「STOP」と伝えないと
ズルズルとメーターが上がるまで小銭稼ぎをされるので注意しておくといいぞ。