しんちゃお!KATSUです。
東南アジア在住の醍醐味の一つが、アジア各国・各都市で行われる
マラソン大会に参加することですよね!
開放的な青い海が広がる海岸線を駆け抜けたり、
神秘的な古代遺跡を眺めながら走り抜けたり、
国民性や文化が色濃く反映された街並みを走る爽快感は抜群です!
さて今回、私は6月に行われたダラットマラソンに参加してきました。
Covid-19の影響で一時中止になっていたのですが、
ベトナムがいち早く収束を迎えた事を受け、6月に再開をされました。
ダラットのご紹介
海抜1500mの高地に位置する高原都市ダラットは、平均気温が18~23℃と非常に過ごしやすく、フランス統治時代からベトナム屈指の避暑地として愛されてきました。
19世紀にフランス人の保有地として開発されたダラットの丘陵地には、フランスを思わせる豪華なヴィラや庭園が点在し「永遠の花の街」と称されます。その名の通り、1年を通じて四季折々の花々が咲き、春にはスアンフーン湖の周りにバラ、ジャスミンが咲く花畑に素敵な花の香りが漂います。
高原リゾートのダラットは、気候も涼しく景色も美しいため、
のんびりとマラソンを楽しむには格好の場所です。
マラソンは土曜日に開催されたため、前日の金曜日から休みをとって
バスで6時間かけてホーチミンからダラットまで移動をしました。
大会受付のパネルには、参加者の名前が一覧で記入されていました!
もちろん、私の名前も発見!
ダラット名物の鶏鍋に舌鼓を打ちながら、
金曜のダラットの夜を満喫しつつ、早めの就寝。
翌日の朝6時からマラソン出発…。
涼しい朝のうちに走らないといけないため、
東南アジアのマラソン出発は朝早い事が
多いのですが、それでも眠たい…。
さぁ快晴の中、いよいよ出発!
アラサーおじさんの絶対完走しなければいけない戦い
が始まります!
最初の10分ほどは市街地を走りましたが、
すぐに山道へ。
そうです。このダラットマラソンは、
トレイルマラソン=山岳マラソンなのです。
アップダウンの激しいダラットの山道を走り、
森林間の舗装されていない道を駆けるマラソンです。
急な坂道。
険しい山道。
心地よい山林道。
高原野菜の農場など、
変化に飛んだ自然豊かなコースを歩くことができます。
本当にアップダウンが激しく、舗装もされていないため、
結構膝と足裏に来ます…。
普段の運動不足や不摂生がたたり、どんどんペースが遅れてしまいます。
もっとダイエットしておけばよかったと今更ながらの後悔…。
高原リゾートのダラットだけあって、
コース途中で見える景色がいちいち綺麗。
ホーチミンと違って、空気もとっても澄んでいて
所々で休憩しながら、ゆるゆるとマラソンを続けます
後半になるに連れて、道がどんどん険しくなってきます。
地面もぬかるんで滑りやすくなり、転倒する人が続出。
草生い茂るトンネル道や
小川にかかる丸太道。
もはや、道とすら言えないようなコースを走ります。
草のトンネルや、いっぽん橋。
なんだかトトロの歌に出てきそうなさんぽ道ばっかり!
なんだかちょっと冒険気分で楽しい!
ですが途中からあいにくの雨が降り出しました。
高原に位置するダラット、天気が変わりやすいのも特徴です。
次第に雨足が強くなり、雷も鳴るコース。
なかなかに過酷な環境です。
もうゴールまでは5kmは切っているはずなのですが、
ここから先が遠く、なかなか到着できない…。
川の水位が上がって道もすでに道ではなくなります。。
足も完全に浸かっています。
おニューの靴が台無しや…。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ。
一生懸命走っていると、ようやくゴールポイントが見えてきます。
ゴールポイントは、ダラットの有名観光スポット「愛の谷」。
色とりどりの花々や可愛いオブジェクトが並ぶ、ダラット屈指のデートスポットです。
私もついつい、童心に帰ってオフジェと一緒に写真を撮りました!
FLY HIGH!!
さて、ゴールまであと1km!
もう少しなので、ラストスパート!!
この少し恥ずかしいゲートをくぐり抜けると…
いよいよゴールが見えてきます。
そしてついに…!
ゴーーーーーーール!
やった、やったよ!
21kmを無事、完走できました!
時間にして6時間半の戦い。
時速3.5kmなので、歩くよりも遅いスピードでしたが、
齢35を超えたアラサーの身で完走できたのが何よりもの喜びです!
記念メダルの授与。
かかりの方も、雨の中ご苦労さまです。
最後は一緒に参加したチームのみんなと記念撮影。
雨の中、全員が完走できました!
社会人になって何かに全力で取り組む、何かを達成する。
ということは、中々出会えないことです。
まして新しい友人やコミュニティに参加する機会も減ります。
その中で今回のように新しいチームメイトと一緒に目標を達成できる
というのは、とても得難い素敵な出会いだったなと、しみじみ思っています。
その夜、ホテルの熱いシャワーに浴びながらふと思う
「今回のマラソンで私に残ったもの。」
それは激痛の筋肉痛と金メダル…。
結局次の日曜日は、ベッドからほとんど動けませんでした…。
次はしっかりトレーニングを重ね、もっと体を鍛えて参加したいと思います。
いかがでしたでしょうか。
高原トレイルマラソンの魅力や様子が少しでも伝われば幸いです。
残念ながら、コロナで今は見合わせられていますが
今後はベトナム各地はもとより、東南アジアの各地でマラソンが開催される予定です。
せっかくなので赴任の思い出に、是非参加してみてください!