
Dobra Utra(ドブラ ユートラ)!!
クロアチア語で こんにちは!!
今夜のブログナビゲーターも、
impresso添乗員 根本 祐美です。
さて、昨夜にお送りしました、
夏のイタリア特集・第三弾!!
『イタリア&クロアチア周遊10日間』添乗日記・前編は、
お楽しみいただけましたでしょうか??
今日は中編ですョ。
では、前編の続きで本日は4日目からご案内したいと思いますネ。
最後までお楽しみください
impresso添乗員・根本祐美が旅したツアーはこれです!!
↓ ↓ ↓

日目
Dobra Utra!!
元気よくクロアチア語で挨拶してみましょう
クロアチア人は話してみるまで、シャイな人も多いので、
こちらから声をかけると、はにかみながら
「Dobra Utra!」と返してくれます。
気持ちのいい波の音、潮の香り、
そして輝く太陽と紺碧の空と海。
そんな中でドライブしながら丘の上では、
自家製のチーズ
(牛・羊・ヤギどれもおいしい♪試食もあります)や、
ハチミツを売る地元の人たち。
「いくら?」とクロアチア語で聞いても、
はにかんでしまうくらいシャイで、商売家のない人たちですが、
きっと真面目X2作ったんだろうな・・・
本当においしい素朴な味わい。
ドライブ中、是非1つGETしてみては!!
そんな丘を越えていくと緑の美しい草原に、
美しい花々、のどかな風景が続きます。
所々、古い廃墟のようなものも見えてくるのですが、
この美しい草原とは、実に1991年~1995年の間に
爆撃をうけたり地雷が埋められ家々が壊された悲しい過去を持つ草原なのです。
こんなに美しい所なのに、こんなに平和な所なのに、
こんなに素朴な人たちなのに・・・
クロアチア人は自ら攻めようとする気持ちはきっと微塵もなかったのではないだろうか。
少なくともここに住む住人たちは・・・
と思わせるほど、とてものどかで、ほのぼのとした景色なんです。
のどかな美しい草原とは似つかないドクロのマーク
まだ地雷が撤去されずに残っている地帯を意味したもの。
もちろん、ツアーの観光ルートに危険な場所は含まれていません。
クロアチアは平和が戻ってきて、観光客が戻ってきました。
1998年、2006年、日本が3度出場したサッカーワールドカップの中で
実に2度も予選で対戦することになってしまったクロアチア。
日本VSクロアチア戦のTV放映の視聴率は67%。
当時のスポーツ観戦では史上最大の視聴率だったとか・・・。
「クロアチアってどこにあるの?」
「戦争してる国じゃないの?」
とクロアチアについて???だった日本人の中に、
あの赤と白のチェックの紋章やユニフォーム。
突如、知らされた存在があまりにも鮮明で、
皆様の記憶に残っているのではないでしょうか?
クロアチアについての前置きが長くなってしまいましたが、
本日は、世界遺産、究極の自然美
プリトヴィッツェ湖群国立公園へ訪れます。
昼食には名物マスのグリル(なんと!天然)。
その大きさ、美味しさには驚かされることでしょう。
食後のハイキングでは、木道を歩きます。
ガイドブックや写真で見たことのある方、
中国の九寨溝 に行ったことのある方、
さぁ!このプリトヴィツェは皆様の眼にどう写るでしょう。
数十万年の歳月をかけてつくられたプリトヴィツェ湖。
YUMI☆MEMO
湖一帯はカルスト地層で、ここに振った雨水は、
長い年月をかけ石灰岩を通り、地下水膜となり、
カルスト湖として地下に蓄えられ、
この源泉から湧き出た泉が石灰炭層を通って
浄化されて再び地表に現れる・・・・・
ってそんな学者のような説明は抜きにして・・・
おそらく透明度の高い湖、
湖底に沈む倒木や岩、泳ぐ魚、
はっきり見ることができます。
滝の轟音、
翡翠色の湖、川近のせせらぎ、
鳥のさえずり、風のそよぎ・・・
まで地球の息使いが聞こえてくるよう。
そこに立っているだけで、自分までもが浄化されていくような気持ちになります。
地上の天国?!
現実にこのような世界が存在することが信じられない、
そんな気持ちです。
木道のハイキングも、全然苦になる辛さはありませんのでご心配なく!
現地ガイドさんと私たち添乗員がご一緒しますので、
無理せずご自分のペースで歩いて大丈夫。
ここでも、ゆっくりと時間は流れます。
ハイキングで程よく運動し、マイナスイオンをたっぷり浴びた後の、
バス車内はα波ムンムンのお昼寝タイムになるでしょうね(笑)
ホテル到着まで、どうぞゆっくりとお休みください。
本日の夕食は鳥肉料理をご用意いたしております。
旅も中盤にさしかかり、ハイキングでの心地よい疲れも味わったことですし、
今日はぐっすりと眠れることでしょう・・・・オヤスミなさ~い。
日目
本日は、アドリア海沿岸のダルマチア地方の観光です。
右を見渡せば透明度の高いアドリア海、
長く複雑な美しい海岸線、
断崖絶壁、
エメラルド色の水際や入り江、
左を見渡せば、緑いっぱいのぶどう畑、
オリーブやイチジクの木々が広がる山の斜面。
360度美しいドライブコースにうっとりです。
そんな夢心地のまま、3つの都市を巡ります。
まず最初の都市は、
ユニークな世界遺産・聖ヤコブ大聖堂を有するシベニクの街。
バスを降りる所は、ヨットハーバーになっていて、
突然美しい景色が広がります。
プライベートのヨットがたくさん停泊していて、
裸で寝そべって日光浴を楽しむ人、公園で遊ぶ子供たち、
そこにダルメシアン(ダルマチア出身の犬)でもいたなら、
本当に絵に描いたような世界で、
どこもかしこも美しいんですよ、本当に・・・・。
さぁ、旧市街へと進んでみましょう。
ひっそりとした街の中を彷徨って見ましょう。
レンガや、木の支枝を全く使わず、床、壁、天井も全て”石”で建てられた教会。
もちろん世界遺産にも指定されています。
YUMI☆MEMO
郵便局が開いていたら、絵はがき出すことを忘れずに・・・
日本で待っている、ご家族・ご友人など、また自分自身に出すのも
帰国してからの1つの楽しみになります。
『Airmail JAPAN』これさえ目立つようにローマ字で書けば
あとは住所も文面も日本語でですよ!
日本までの切手は70Kn(クーナ)=約¥150くらい
クロアチアの場合、各都市港があって、旧市街があってその街の中心に
大聖堂があって広場がある、という街の造りはこの様式。
そしてその広場に面して、両替所や郵便局があります。
黄色のポストに投函すれば、あとは楽しみにまつだけ!
ご自身あてに出された方は、
「私とハガキとどっちが先に着くかな?」
をんな楽しみを増やしていくのも旅の意気込みですよね。
シベニクを出発すると途中にプリモシュテンというかわいい島が見えてきますよ!
お見逃しなく!
そしてお次は美しい古都、世界遺産のトロギロール。
バスを降りて市場を通り抜け運河を渡ります。
さらに北門から旧市街に入っていくと、聖ロブロ大聖堂。
今度は、南門をくぐり旧市街を出ると美しいヨットハーバーが見えます。
トロギロールの歴史は奥深いんです。
先住民のイリュリア人から始まり、
紀元前2世紀~紀元前3世紀までは、古代ギリシャ人の殖民都市にもなっています。
そこからローマ人に引きつがれます。
7世紀には近隣のサロナという街に住んでいたローマ人達が、
スラブ人の攻撃から逃げて移り住んで現在に至っているんですね。
ともかく、、大聖堂に入るも良し、
かつての要塞跡から街を眺めて見るも良し、
市場で地元の人々の生活を垣間見るのも良し、
カフェでのんびりするも良し、
皆様それぞれトロギロールを楽しんでください。
続いて訪れるは、
ローマ皇帝・ディオクレティアヌの宮殿跡がそのまま街になっちゃった(?)
世界遺産のスプリットです。
観光の前に先ずは腹ごしらえです
本日の昼食はブイヤベースの料理。
YUMI☆MEMO
ここで、クロアチア料理に欠かせない、
クロアチアにしかない調味料をお教えします。
「vegeta(ヴェゲタ)」と呼ばれる、
数種類の野菜のうまみを凝縮させた粉末なんですが、
これさえあれば、
サラダも魚料理もお肉もパスタも、スープまで!
塩コショウがなくても、あっという間にクロアチア料理ができてしまいます。
スーパーな「魔法の調味料」なんですよ
まだまだ、クロアチア&旧ユーゴ圏のみでの流通のようなので、
希少価値も含め、お勧めの一品
興味がある方は是非、現地での購入をお勧めします。
クロアチアでのおいしいソフトドリンクもご紹介!
今回参加のMちゃん(4さい)が大ーーー好きだったぶどうジュース
味も香りも濃厚で、見た目は赤ワインとそっくり!
ぜひワイングラスで召し上がれ!
さてさて、気持ちの良い昼下がりはスプリットの観光です。
ここでスプリットとともに覚えていただきたい
ローマ皇帝ディオクレティアヌのお話・・・
YUMI☆MEMO
ディオクレティアヌが皇帝についた時代。
この当時のローマ帝国は、
北はイギリス、南はアフリカ、東はバルカン半島、西はスペイン、
を含む巨大な領土を誇っていました。
ディオクレティアヌが皇帝は、
広大な領土を維持する為に、自ら皇帝を神格化させカリスマ的な存在となり、
強いリーダーシップを持ち続ける為に、
「囚人の頭主をもって統治するという四分割統治」を行った人です。
ディオクレティアヌが皇帝は、
キリスト教徒を弾圧した最後のローマ皇帝であり、
隠居生活のために建てた宮殿には、彼の死後にキリスト教徒
(ディオクレティアヌの死後まもなくの313年、キリスト教は国教として認められた)によって、大聖堂が建てられたり、廃居の後に住みついた人たちが街を造りあげてしまったという、なんともおそろしいお話。
かつての宮殿の中だけでは、
規模が足りなくなり11世紀を過ぎると、宮殿の外にも街が広がっていき現在に至っています。
古代、中世、現代が一体になった活気あるスプリットの街。
きっと思い出深い訪問となるでしょう。
さて、ダルマチア地方のドライブは続きます。
途中、ネレトヴァと呼ばれる農耕地を通りますが、
クロアチアのカリフォルニアと呼ばれていて、
みかんの他、果物などを栽培しているようです。
そしてなんと、
本日はボスニアヘルツェゴヴィアをも通過するんですねぇ~。
ネウムという美しい街、
国境通過の手続きはまたその時によって異なりますので、
添乗員にご確認ください。
パスポートはお忘れなく!
夕食にイカのグリル。
タルマチアのイカはいかがでしょう。
もし、ショッピングできるチャンスがあるときは・・・
ボスニア通貨は1km(マルク)=4kn(クーナ)です。
ボスニアはクロアチアより物価が安く、クロアチア製品も多いです。
例えば、クラシュ社のチョコレート、
ストン産のお塩、クロアチア産のワイン各種、
そして、先ほど登場した魔法の調味料Vegeta、
ダルマチアの音楽を収めたCDなどはいかがでしょうか?
楽しい夕食、ショッピングと共に夕陽はアドリア海へと沈みます。
それはロマンチックな風景です。
明日はドブロニクの観光です。
この旅も残す所、実質あと3日!!楽しんで参りましょうね~
皆様今日も1日お疲れ様でした
今日の添乗日記は2日間だけとなりましたが、
歴史や風習など奥深く、日本とは全く違う顔を見せてくれるクロアチア。
ついつい、話が長くなってしまいました。。。
本日、最後まで付き合ってくださった皆様、ありがとうございました。
『イタリア&クロアチア周遊10日間』添乗日記・後編
も、お付き合いくだされば嬉しいです。
また、明日お会いしましょうね!!
impresso添乗員・根本祐美が旅したツアーはこれです!!
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根本 祐美 【NEMOTO/YUMI】
得意エリア:イタリア、ヨーロッパ
添乗ポリシー:旅の主役はお客様!!
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