氷河特急といえば、とても有名なスイスの景勝列車ですが…
その氷河特急に、2019年3月から新しいクラスが出来ました!

その名もエクセレンスクラス」
1等車より上の、氷河特急の中では最上級クラスです。
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ロゴもマッターホルンランドヴァッサー橋という、
スイスを代表する観光地を組み合わせた、
まさに鉄道王国スイスの代表格。

本日はそのサービスを、実際の写真も交えてご紹介します。

氷河特急はサンモリッツ~ツェルマットを約8時間かけて結んでいますが、
このエクセレンスクラスの車両を連結している便は、
1日2本(サンモリッツ発1本、ツェルマット発1本)しかありません。
 
しかも1本につき1車両のみで、座席は20席のみ!つまり、
1日につき最大40名しか味わえない贅沢体験なのです。
 
このエクセレンスクラスには専用のコンシェルジュが乗車、
スーツケースも車内に運び入れてくれます。

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1席ずつが向かい合った座席はすべてが窓側。 
専用のタブレットで観光地案内などを検索することも可能です。

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氷河特急の窓はクラスに関わらず、天井近くまでガラス張りになっているので、
空はより高く感じ、切り立った崖の迫りくるような迫力なども味わえます。
そんな絶景だけでも十分氷河特急の魅力といえますが・・・ 

このエクセレンスクラスのお楽しみは、ズバリお席でのお食事です!
 
まずはウェルカムドリンクと食前のおつまみでおもてなし。
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そして、食器などがセッティングされ…Image14_2 
間もなく提供されるのが、5コースのフルコースランチ

このランチですが、氷河特急の路線上と
その近隣の地元産の食材が使われているのです

メニュー表も配られ、まず前菜から。
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続いて出されるのが魚料理、スイス国内でスモークされた鱒。

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アルプスの高山植物で飾られたえんどう豆のスープ。

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肉料理は、スイス産ビーフのフィレとトリュフ入りマッシュドポテト

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そしてこれらのメイン料理と一緒に提供されるワインは、
「スイスを代表するワイン村」といわれる葡萄の名産地、
サルゲッシュにある「ドメーヌ・シュヴァリエ」のもの。

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実はスイス人はワインが大好きで、良質なワインがたくさん作られています。

日本ではあまり有名ではないスイスのワインですが、
その理由の一つは、スイスのワインはほとんどが自国で消費されており、
輸出はわずか1%ほどであること。
 
つまりスイスのワインは、スイスに行ってこそ味わえる貴重なものなのです。
 
お食事とワインのあとは、スイス産チーズの盛り合わせ。

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そして、デザートは本格的なチョコレートケーキです。

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お食事のあとは、コーヒー又は紅茶でアフタヌーンティータイム。

ツェルマット(サンモリッツ)到着までの残りの時間を
のんびりとお過ごしください。

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ところでこの氷河特急について「8時間も乗るの?座りっぱなしで疲れない?」
といわれることがありますが、氷河特急は平均時速が42kmという
ゆっくりな速度で進み、車窓からの風景はドンドン変化し、
しかもそれがすべて絶景。

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なので、飽きることもありません。 

そして、エクセレンスクラスに乗車された方の多くは
「食事を楽しんでいたらあっという間に感じた。」と言われます。
 
また、氷河特急はいくつかの駅で5分~10分停車するので、
一旦降りて写真を撮ることもでき、
座りっぱなしということもありません。

この日は春でまだ雪も多く、この駅では曇り空でしたが、もちろん空気はおいしい!

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このエクセレンスクラスには、写真奥のように
専用のBARカウンターもあります。


このスペースにはあえて椅子を置いていないので、

座り疲れたらここで、おつまみやドリンクを自由な
タイミングでお取り頂くこともできます。
(一部のアルコールは別代金)
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そして、他にもうれしいポイントが。

 エクセレンスクラスの案内冊子兼乗車記念証のプレゼント。
(日本のツアーのお客様には基本的には日本語のものが用意されます。)

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そして、下車時には氷河特急グッズとして有名な
斜めになったワイングラス」などのお土産もいただけます。
(このお土産は時期によって異なります。)

列車大国スイスの中でも初めてといわれるプレミアムトレイン、
氷河特急エクセレンスクラス
 
大切な方との記念旅行などにお勧めです。


※上記のブログは2019年度の内容をもとに作成しており、
氷河特急のサービスは予告なく変更となる場合があります。


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