Ciao!(イタリア語の挨拶)
HISスタッフのIです。
先日、プライベートでimpressoツアーに参加し、
ローマでの自由行動中にコロッセオに行ってきましたので
写真などをご紹介します!
8世紀に書かれた詩に下記のような有名な一説があります。
「コロッセオが立つかぎり、ローマは存するだろう
コロッセオが崩れるとき、ローマは滅びるだろう」
イタリアには遺跡がたくさんありますが、その中でも
コロッセオは当時からローマ帝国のシンボル的な存在で、
ローマ帝国のスケールの大きさを最も感じられるものの一つ…
ということで、以前から行きたい場所でした。
コロッセオへの行き方はとても簡単。
地下鉄テルミニ駅からたったの2駅。
その名も「コロッセオ駅」が最寄り駅。
さっそく目の前に、あのコロッセオが。
写真では伝わり切らないのが本当に残念ですが、実物は迫力が本当にすごいです。
想像していたよりもとても大きかったです。
さすがローマを代表する観光地。
この日はお天気にも恵まれていたこともあって、入場する人も大行列!
ちなみに、チケットを購入済みの人の列とこれから購入する人の列は別。
もちろんツアー参加者など、チケットを購入済みの
列のほうが待ち時間も短くて済みます。
西暦80年頃に完成したと言われるコロッセオは、ご存知の通り「円形闘技場」です。
当時4万人もの人が携わり、8年の歳月をかけ建設されました(諸説あります)。
今から2000年前にたったの8年でこのような巨大な建造物が作られ、
そして地震などで崩れることがなかったと思うと、
当時の建築技術がいかに高かったかと想像できます。
入場するとまず暗い階段を上ります。
2000年前に思いをはせながら2階の回廊と歩いていくと・・・
現在のアリーナは床がほとんどなく地下がむき出しの状態です。
さて、このコロッセオの建設の目的は、娯楽でした。
当時のローマ皇帝が市民の楽しみのために作った施設で、
ローマ市民は無料で入場することが出来ました。
その理由は、市民を娯楽に没頭させ反乱を起こさせないようにするため、とか、
無料で娯楽を提供し皇帝を支持させるため、などと言われています。
ここでの見世物は、娯楽といってもとても残酷なもので、
剣闘士vs剣闘士、剣闘士vs猛獣など、実際にどちらかが
死ぬまで続けられるような戦いや、時には犯罪人の公開処刑が行われていたそうです。
また、高度な技術でこのアリーナの部分に水をひいて海のように見立て、
有名な海戦などを再現するという「模擬海戦」も行われており、
貴族たちは大規模な殺し合いを娯楽として楽しんでいたとのこと。
収容人数は5万人以上といわれ、現在の東京ドームとほとんど同じくらいの大きさ。
そのような大規模な会場で残酷な見世物が楽しまれていたとは…
現代ではとても想像できません。
アリーナに下りてみると、現在はこのように、
当時地下になっていた部分を見ることが出来ます。
この地下には、戦い前の猛獣の檻や機材などが置かれていたので
細かく小部屋のように分かれています。
たくさんの観光客が、興味深そうに地下を覗いていました。
観客席は身分ごとに分かれており、1階は貴族、2階は騎士、3階は一般市民、
4階は市民権のない奴隷の席となっていたそうです。
階段は上に行くほどわざと狭く作られており、貴族の退場が
スムーズにできるような工夫もあったそうです。
また、1階、2階、3階とそれぞれの柱頭部分の様式が異なり、
1階ではドリス式、2階ではイオニア式、3階ではコリント式の
建築様式が用いられています。
このように、コロッセオは「古代ローマ建築の最高峰」ともいわれ、
見るべきポイントがたくさんあるので、
世界中からの観光客に絶大な人気を誇ります。
人気なので当然混みあいますし、見学中は広いのでよく歩きますが、
せっかくローマまで行ってこのコロッセオを見ずに帰るなんて
本当にもったいないと思いました!
是非これからローマを訪れる方にお勧めします。
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コロッセオに入場するimpressoツアーはこちら。
ウルトライタリア8日間
成田発:TI-KMI4649-NRT
羽田発:TI-KMI4649-HND
※当ツアーでのコロッセオの入場は
アリーナ部分は含まず2階部分となります。
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※掲載のツアー内容・現地情報等は掲載日現在のものとなります。