おみやげもの 2007.02.01

ビスコッティと呼ばれるちょっと固めのアーモンド風味のお菓子は、もともとはフィレンツェの隣街・プラートの銘菓。
プラートをはじめトスカーナの各地にビスコッティを作るお菓子やさんやパン屋さんがbreadありますが、その中でも「Antonio Mattei(アントニオ・マッテイ)」は1858年創業で、プラートのビスコッティの原型を生み出した老舗です。彼らが初めて1867年のパリの万博にプラートのビスコッティを出展して高い評価crownを受けたという記録も残っています。現在はパンドルフィーニ家三代目が伝統を守り、銘菓つくりを続けています。good

水分を完全に飛ばすために「二度焼き」をするのでビ・スコットと呼ばれるこのお菓子は上質の小麦粉と砂糖、卵、アーモンドを使ったシンプルで素朴なもの。
もちろん正統派のビスコッティは酵母菌もイーストも使わず、バターも油も牛乳も使いません。shineオリジナルは保存料も一切加えないので賞味期限は比較的短め。
長いフランスパンのような形で焼きあがるものをまだ熱々のうちに一口大に切り分けていくのも特徴です。
伝統的にはあまめのデザートワインwine(ヴィン・サントなど)に浸して食べますが、アルコールの苦手な方はcafeコーヒーやお茶と一緒に美味しくいただけます。


マッテイ・ビスコッティ
アントニオ・マッテイのビスコッティは美味しいのはもちろん、その包装が上品で洒落ているのでお土産にオススメnotes。高級感溢れるシックなブルーの紙包装にシンプルにかけた十字の細紐。ちょっとかさばりますけど、250グラム入りと500グラム入りがあります。すごくリッチな雰囲気の漂うこんな伝統菓子をお土産にいかがですか?shine


フィレンツェ市内ではトスカーナの名産品を扱うエノテカや高級食材店で購入することができます。
500グラム入りで8,00ユーロから10,00ユーロ程度。(各ショップにて販売価格は微妙に違います。)
Pegna(ペーニャ) Via dello Studio 8
ドゥオーモ正面向かって左側の2本目の小道を入った左手
食材はもとより日用品も扱っている高級スーパー。お土産探しにオススメ。
Enoteca Alessi(エノテカ・アレッシ) Via delle Oche 27/29/31r 
ドゥオーモ向かって左側の1本目の小道を入ったT字路の正面
地下のワインセラーのワインの品揃えはフィレンツェ一。お菓子も色々手に入ります。
Dolce Forte(ドルチェ・フォルテ) Via della Scala
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前広場から西に延びるスカラ通りを100メートルほど進んだところ
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属薬局の斜め前
イタリア各地産のチョコレートを中心に扱うお菓子屋さん。


マッテイのビスコッティをデザートに出してくれるrestaurantレストランならこちら。
cloverBuca degli Orafi Via dei Girolami
ポンテ・ヴェッキオ近くの30席ほどの小さなお店。
季節の素材を上手に使ったトスカーナの伝統料理をおいしくいただけます。
cloverTrattoria 13 Gobbi Via Porcellana 9r
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会から徒歩4分。
素材厳選のおいしいトスカーナ料理のカジュアル・シックなトラットリア。


ビスコッティに似たものにカントゥッチーニというものがありますが、これは伝統的な製法を踏襲しながら酵母菌や脂肪、香料などを使って作るもの。カントゥッチはまったく別のお菓子でパン生地にオリーブ・オイルをたっぷり使いアニス香料で風味つけられているこちらも素朴なお菓子です。

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    • 投稿: 桜花 -2007年2月 2日 (金) 08時44分

      ■無題
      ビスコッティ、いいですねー。写真も何か好感が持てる、って感じですし。小包みたいです。こういうのをお土産にもらうとすごい嬉しいですね、絶対。

    • 投稿: his-rome -2007年2月 2日 (金) 09時12分

      ■>桜花さん
      私の友人には「朝食」としてビスコッティをもりもり食べているツワモノもいます。このアントニオ・マッテイのビスコッティは包みが可愛らしいので本当にお土産にオススメです!!

    

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