グルメ 2007.02.05
2月です。
すでにカーニバルの話題はこのブログでも何度か登場していますが、今日はこの時期のもう一つの楽しみを紹介しちゃいます。

2月のカーニバルを皮切りに、キリストの死と苦行を偲んで禁欲的な生活を送る40日間の四旬節、そして2月19日のキリストの父・聖ヨハネの日(父の日でもあります)、4月9日の復活祭(イースター)まで初春はカトリックの国イタリアではとても意味深い季節です。と同時に全国のゴローズィ(食いしん坊たち)にとっては心躍る時季節でもあります。happy01

なぜなら、カーニバルから復活祭までそれぞれの行事用に、1年でその時期にしか食べることの出来ない様々なお菓子が街のパスティッチェリア(お菓子屋)に並ぶからなのです。
カーニバル菓子として有名なのは、フィレンツェでは「チェンチ(ぼろ布)」と呼ばれるリボン状の揚げパイ。これは、例えばミラノでは「キアッキエレ(おしゃべり)」、ヴェローナでは「ガラニ(蝶結びのリボン)」と呼ばれたりして、生地は同じなのですが形がちょっと違っています。notes
粉砂糖がたっぷりかかったオレンジ味のケーキ「フィレンツェ風スキアッチャータ」birthdayもこの時期のフィレンツェでは欠かせません。good
続く四旬節のお菓子はオレンジの皮とカカオを使ってアルファベット型に焼いた、見た目も楽しいビスケット「クアレジマーリ」。
復活祭には平和の象徴・鳩を形取ったケーキbirthdayと、新しい生命を意味する卵の形のチョコレートが全国的に出回っています。

RUGGINI
ところで、聖ヨハネの日のお菓子は↑「フリッテッレ」という揚げドーナツnotesなのですが、こちらも地域によって中身が若干違います。リンゴやレーズン入り、ザバイオーネクリーム入りなどいろいろありますが、フィレンツェのものは何とお米入りです。coldsweats02
日本人の感覚だと「お米の入ったドーナツ」なんて何か変な感じがしますが、食べてみるとこれが美味しい。
牛乳で煮込んだお米にバター、小麦粉、卵、リキュール、レモン+オレンジの皮などを混ぜたものを、スプーンで高温の油の中に落として揚げるもの。
heart04この時期にフィレンツェに来たら是非食べてみて欲しいのが、地元で美味しいと評判のRUGGINI(VIA DEI NARI 76R)のフリッテッレです。
FURITTELLE
外はカリっと香ばしくて、中はふっくら。
牛乳のよくしみたお米、カスタード味の生地にほんのり利いたリキュールが絶妙。ウフィッツィ美術館 からも程近いので、この時期にフィレンツェにいらっしゃる皆さんは足を運んでみて下さいね!heart01


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    • 投稿: トン吉 -2007年2月 6日 (火) 09時55分

      ■食べたい・・・でも
      イタリアのドルチェってなんであんなに美味しいのでしょうか???おかげで、帰国後も食事の後にドルチェを頂く癖が直りません。恐ろしいまでの習慣性に驚きます。訴えようにも訴える先がないので、今日もモクモクとモグモグします・・・VIVAイタリア!VIVAドルチェ!!もう一つ!VIVAカルネ!!!

    • 投稿: his-rome -2007年2月 6日 (火) 11時53分

      ■>トン吉さん
      イタリアは本当においしい国です。罪な国ですね。日常的においしいものが溢れているのは幸せなことです。

    • 投稿: 桜花 -2007年2月 6日 (火) 12時34分

      ■無題
      イースターは私も知っています!楽しそうですね~。盛り上がる時期なのでしょうね。

    • 投稿: his-rome -2007年2月 6日 (火) 14時38分

      ■>桜花さん
      そうですね。カーニヴァルからイースターにかけては春の喜びを感じるお祭りが一杯でなんとなく心が軽くなります!

    

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