3月30日(日)、アルベロベッロでは聖ジュゼッペ祭がありました。
通常、3月19日「聖ジュゼッペの日」に行われるのですが、今年は聖週(セッティマーナ・サンタ)と重なったため、「聖週に他の行事は行わない」という暗黙のルールにより、ちょっと遅れての開催となりました。
この祭りは、大きなかがり火を焚く、町に古くから伝わる行事で、例年は個人の有志や、教会の主催により、町の数箇所で行われるのですが、今年は、19日にすでにかがり火を焚いてしまった所もあり、3月30日当日は一箇所だけで行われました。
事の起こりは定かではありませんが、長く寒い冬に終わりを告げ、春の訪れを歓迎するという説や、単に暖炉で使い残した薪を処分する為という説もあります。
朝から晴れて暖かくなったこの日、かがり火会場前の道に市が立ち、日曜日という事もあって、周辺は昼間から賑わっていました。

会場ではすっかり準備も整い、後は点火を待つばかりです。

午後8時半過ぎ、かがり火会場で屋外ミサが行われ、その後、ピラミッドの様に高く積み上げられた小枝の束に、火が点けられました。後方では花火も打ち上げられ、見物人達は、この「火の競演」にしばし見入っていました。

夕方以降少し冷え込んでいたので、全体に火が回るのを今や遅しと待ちます。
中程まで火が回ったところで、
食べ物が振舞われ始めました。オレキエッテ、タラッリ、モッツァレラ、そしてパニーノ、ワイン…全て無料で振舞われます。
パニーノの中には、焼きたてアツアツのソーセージが2本入っていて、かなりのボリュームです。

「食」に気を取られているうちに、火は勢いを増し、ほぼ全体に拡がっていました。6-7メートル離れた場所でも、暖かさが伝わってきます。こうなると火から離れられません。右を向いたり、左を向いたり、火に背を向けたりしながら、体中を温めながら、結局23時過ぎまでかがり火を眺めていました。
記事&写真提供:特派員野口さん
通常、3月19日「聖ジュゼッペの日」に行われるのですが、今年は聖週(セッティマーナ・サンタ)と重なったため、「聖週に他の行事は行わない」という暗黙のルールにより、ちょっと遅れての開催となりました。
この祭りは、大きなかがり火を焚く、町に古くから伝わる行事で、例年は個人の有志や、教会の主催により、町の数箇所で行われるのですが、今年は、19日にすでにかがり火を焚いてしまった所もあり、3月30日当日は一箇所だけで行われました。
事の起こりは定かではありませんが、長く寒い冬に終わりを告げ、春の訪れを歓迎するという説や、単に暖炉で使い残した薪を処分する為という説もあります。
朝から晴れて暖かくなったこの日、かがり火会場前の道に市が立ち、日曜日という事もあって、周辺は昼間から賑わっていました。

会場ではすっかり準備も整い、後は点火を待つばかりです。

午後8時半過ぎ、かがり火会場で屋外ミサが行われ、その後、ピラミッドの様に高く積み上げられた小枝の束に、火が点けられました。後方では花火も打ち上げられ、見物人達は、この「火の競演」にしばし見入っていました。

夕方以降少し冷え込んでいたので、全体に火が回るのを今や遅しと待ちます。
中程まで火が回ったところで、


パニーノの中には、焼きたてアツアツのソーセージが2本入っていて、かなりのボリュームです。

「食」に気を取られているうちに、火は勢いを増し、ほぼ全体に拡がっていました。6-7メートル離れた場所でも、暖かさが伝わってきます。こうなると火から離れられません。右を向いたり、左を向いたり、火に背を向けたりしながら、体中を温めながら、結局23時過ぎまでかがり火を眺めていました。
記事&写真提供:特派員野口さん