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テーマ：特派員記事

2008.05.12

アルベロベッロで､森林浴

アルベロベッロといえば、やっぱり見所は石造りのとんがり屋根、トゥルッリ。
トゥリッリの町並を歩いていると、大人も子供も女性も、そして男性までも不思議の国に迷い込んだかの錯覚を覚えます。

でも､アルベロベッロにあるのはトゥルッリだけではありません。
トゥルッリの町並の徒歩圏内に、小さな森「ボスコ・セルバ」があります。

トゥルッリの教会「サンタントニオ教会」から歩いて約15分のところにあるこの森は、かつて木々深く生茂る森だったアルベロベッロの貴重な自然遺産といえるかも知れません。

この地方特有の、Muro secco(ムーロ・セッコ：石を積み上げただけで作られた低い石垣)に囲まれた森の入口を入るとすぐ、大きな看板があり、大まかな森の地図が示してあります。

そして分り易いように散策路やそれぞれの道の名前、また､森で見ることが出来る木々や草花、鳥、そしてきのこの名前なども書いてあり、ちょっとした自然観察も出来るよう工夫されています。

散策路は、意外ときれいに整備されていて､道の分岐点には道の名前を示した案内板もあるので､道に沿って歩けば迷う事もなく､雨の日の翌日でなければ、足元が汚れる事もありません。

私は時々、友人と早朝散歩を楽しむのですが、朝一番の新鮮な空気を、森の匂いと共に吸う気持ち良さは何とも言えません。

時々無茶をして、道なき道を突き進み、結局引き返す…な～んて事もありますが、1-2時間たっぷり散策を楽しむと､体内にたくさんの自然エネルギーを蓄えた気分になります。

不思議の国に迷った後は、不思議の森で迷ってみませんか？