古くから商業の街として栄えてきたフィレンツェには革小物、絹織物などたくさんの名産品がありますが、ルネッサンスの時代に多くの芸術家が「金細工職人組合」に所属して金銀細工が発展したこともあり、ジュエリーもフィレンツェの名産品のひとつです。
ポンテ・ヴェッキオ北側。
その昔、ヴァザーリの回廊を建設したときに橋の上のお店も総入れ替えをしたヴェッキオ橋は今でも貴金属を売るお店が軒を連ねています。
フィレンツェで長く続く老舗のお店で扱っているジュエリーや金銀細工はどちらかというとクラシックでかなり落ち着いた大人向けだったりします。
最近のフィレンツェではこうしたクラシックなジュエリーではなく若い感覚で身につけることのできる「コンテンポラリー・ジュエリー」も人気が出てきて、そういうジュエリーを取り扱うデザイナーやショップも増えてきています。
今回はフィレンツェの伝統技術を元に、日本のキューティーで斬新な感覚と若い人にも受け入れられるオリジナリティーあふれるデザインを組み合わせて生まれるかわいらしいジュエリーをフィレンツェのお土産として紹介!!
1995年からフィレンツェ在住でジュエリーの製作を手がけている「コンテンポラリー・ジュエリー・アーティスト」
KAORI WATANABEの作品は、日本人なら絶対わかるという、「つぼ」をくすぐるかわいさと繊細さ。
この日本的なかわいさと繊細さを併せ持ち、一つ一つ丁寧に作られているジュエリーが今フィレンツェでもウケ始めています。
誰よりも先取りして今買っておくのがお勧めです!!
フィレンツェの本物の職人技で造られるすべても作品がそうであるように、彼女の作品もすべてハンドメイド。
フィレンツェ伝統の透かし彫りのテクニックがメインです。
「フィレンツェ彫り」という伝統的な技術。
この技術が誕生したルネッサンスのころには金細工師が彫金技術を駆使して武具や装飾品、芸術作品にいたるまで活躍をしていました。当初は、金細工がメインで金に極細彫刻刀でデザインを彫りこむ「たがね彫り」が主流でした。その後時代を経て、金に小さな穴を開けてそこを基点に糸ノコギリで 細かな彫りをつけていく「透かし彫り」が生まれました。
手仕事で精密に彫られていくデザインには微妙な陰影もついて芸術作品というに等しいものばかり。
この伝統の「透かし彫り」の技術を銀細工にも応用して、シルバーの板にオリジナル・デザインをして、ドリルで穴をあけ、糸ノコギリを通してギコギコとデザインを切り抜いていきます。
そうして生まれたのが「MANDALA」シリーズ。
主な素材はシルバー925。
銀の輝きがマンダラのデザインともよくマッチしてかわいらしい雰囲気に仕上がっています。
シルバー925を黒くした「いぶし銀」のタイプは、切絵のような趣があってこれも違った味わいがあります。
デザイン、材料の選定、製作から仕上げまでのすべての工程をアーティスト一人でこなしています。
すべて手作りなので、一つ一つ同じようでいて異なる表情を持っているジュエリーです。
MANDALAシリーズ by KAORI WATANABE
リング
直径2,5-3センチ 80-100ユーロ
ネックレス
ハート+小鳥 64センチ 160ユーロ
パール+シルバーマンダラ 75センチ 130ユーロ
ピアス
ホールから下部分までの長さ、チェーン付デザインのもの9センチ前後 ペアで70ユーロ~
プレキシガラスのもの 3センチ前後 ペアで90ユーロ~
ブローチ 直径4センチくらい~ 80ユーロ~
フィレンツェ観光には外せないピッティ宮殿。
この宮殿前広場の南西端に・・・。
このピッティ宮殿の前にある素敵な帽子屋さんで彼女のかわいらしいジュエリー作品も購入できます。
(ちなみに左が帽子屋アントニオ、
右がジュエリーデザイナー・カオリ)
ここなら観光の合間にも立ち寄れるのでお勧めです。
Antonio Gatto
Piazza Pitti 5
Firenze
女性なら旅の記念に、男性なら彼女や奥さん、愛する人へのプレゼントに!!
いつもとはちょっと違ったフィレンツェのお土産としてお勧めです!!
MANDALAシリーズ以外の彼女の作品を購入したいという方はこちらもチェック !!