皆様 CIAO!
3月に入ってから、すっかり春めいてきたイタリアです
先週、北のほうでは大雪が降ったきたなんて信じられないほど、
今週末は全国的に良いお天気に恵まれたようです。
元気なかったイタリア人たちが陽気さを取り戻してきたような気がするのは、気のせいかしら?
さて、気候がよくなってきて困ってしまうことがひとつ。。。
それは、、、”大混雑”
すでにカーニバルが終わり、イースターを前にしたイタリアは観光シーズンが始まり、
さらに今年はこれから新しいローマ法王様を選出しなくてはなりませんので、
今年の3月のローマは、考えただけでも汗と涙が一緒に出そうです。
有名な教会や美術館ともなると、予約なしでは1時間以上の行列は覚悟しなくてはなりません。。。
そこで、行列が嫌いな方、何度も来たからもう中は見学しちゃった方、
並ばずに、お金をかけずに、しかしちょっと気になったフィレンツェの街の中の ”あれ” を
見に行って見ましょう。 題して、”フィレンツェ無料観光(そのままや)”
こちらは入場しなくとも、
この屋根を見れただけで満足度が
高いのですが、、
正面ではなく、丁度反対側、
屋根の真下の地面をを良く見てみると、
直径1メートルほどの白い丸いプレートが
あるんですね。
実はこの丸は、屋根の天辺を飾っている
大きな金色の大きな玉が落っこちて来た時の
場所を示しているのです。
数回落ちたことがあるそうですが、そのうちの
1回はMEDICI家の人気者豪華往ロレンツォの
死の直前だったそうです。
ちなみにこの飾りの作者はレオナルド ダヴィンチの
先生であったアンドレア ベロッキロで、その当時
すでにレオナルドも工房にいたので、この飾りの
製作のお手伝いをしていた可能性大です。
直径2M40CMもアル玉は下から見ても巨大で、
あんなのがおっこってきたら、大変です、、、
フィレンツェの人は意識して、この丸の近くを
歩かないらしい。
いや、同じ場所にはおちないでしょううよ。。。
さてお次は、サンタクローチェ教会です。
ミケランジェロ、ガリレオのお墓があることや、
天才ジョットのフレスコ画で大人気の教会です。
さてここにも、気になる丸いものが。。。
教会の前の広場は、毎年6月の1ヶ月、
サッカー場となって、フィレンツェの4地区対抗戦が
繰り広げられることで有名です。
このサッカーは、古式サッカーと呼ばれ、当時の
ルールで行われるのですが、サッカーというより
ラグビー、いやほぼレスリングに近いものがあります。
というのも、最初のサッカーは、足だけじゃなく、
タックルしても、ぱんちしても、OK.凶器だけだめですよ、という、それサッカーじゃないでしょ、という
ルールだったらしいです。しかも1チーム27人という、誰が噛み付いても、引っかいても分かりません。
一時期あまりにエスカレートしてけが人が続出したため、市長さんが試合を中止にした年もありました。
広場の向かって右にある建物の壁にあるこの丸は、試合開始のためのものです。
今のように、コインの裏表で蹴り始めのチームを決めるのではなく、
ボールをこの丸にぶつけ、跳ね返ってきたボールがサッカー場に入ってきた瞬間が試合開始です。
この喧嘩を、じゃなかった、古式サッカーを見たい方は是非6月にいらしてくださいね
フィレンツェ共和国の政庁舎として建てられ、
メディチ家の宮殿として改装され、
イタリア統一後、フィレンツェの首都の時代には
国会議事堂として活躍したとても大切な建物
現在も一部は市役所として使われており、
結婚式も出来るのです
700年の歴史を誇る建物と、素晴らしい内装は必見
おや? 建物の正面入口右側に、
こんな落書きを発見
世界遺産の建物に落書きなんて
しかしこれ、書かれたのはすでに500年前。
犯人はミケランジェロだといわれています。
ここで友人と談話していたミケランジェロが
後ろに廻した手でその友人の横顔をこっそり
壁に書いた、という言い伝えが残っています。
後ろ向きのまま書いたとしたら、、、
やっぱりかれは、、、天才です。
いまやダヴィデの偽者より、価値の高い
ミケランジェロの作品になりました。
街の中で見かける なんじゃこれを2つ。
左側のものさしのようなものは、
そのとおり、長さを測ったものです。
壁の石を彫っており、その長さのp単位は、
BRACCIA(腕)の長さを基準にしたそうです。
実際は1メートル以上あるような気がしますが、
右の写真も、壁の中に見つけられます、
フィレンツェの街中には、かなり沢山見つけられます。
小さな扉が付いていて、上のほうのプレートに、
CANTINA(ワイン屋)と書いてあります。
しかも営業時間まで書いてあります
11月から4月まで 9時から14時、17時から20時
5月から10月まで 8時から17時、18時から21時
日祝日は 15時までです。
つまりこの扉を通して、ワインを売買していたんですね。
扉の大きさ(高さ、幅)は統一されており、
扉にきっちりあった瓶で売らなかった人は、
訴えられて罰せられたそうです、
確かに小さい瓶で、同じお金取られたら困りますからね
さすが商人の町、きびしー
ということで、フィレンツェの街中には、なんじゃ、これがいっぱいあるので、皆さんも探してみて
くださいね、まだまだいっぱい隠れていますよー
おまけ。
この旗振り軍団もフィレンツェ名物。偶然会えたらラッキーです。
この日は 旗振り軍団結成40周年記念のパレードでした、
しかし似合うよね、君たちこういう格好が 幸