

今年はなんと200年ぶりのさむーい5月だったそうです。
青空スコーンなイメージをもってイタリア旅行にいらした皆様は
さぞかしがっかりされてしまったでしょう、、、

さてそんな寒かった5月ですが、毎年この季節の日曜には、
天使のような白い衣装を身に着けた可愛らしい子供たちを沢山見かけます。
なぜでしょう
それは、カトリック教徒にとって重要な儀式の一つである、
「プリマ・コムニオーネ」が執り行われる季節なんです。
「プリマ・コムニオーネ」が執り行われる季節なんです。
これはキリスト教になっていくステップのうちの一つで、
産まれて数カ月で行われる洗礼に続いて、
10歳になったときに、「キリストを信じ、一体となる」と言う意味から、
キリストの体を現すパンをシンボル化したostia(オスティア)という、
薄いおせんべいのようなものを、ミサの後司祭さんから受けとることによって、
キリストの体を現すパンをシンボル化したostia(オスティア)という、
薄いおせんべいのようなものを、ミサの後司祭さんから受けとることによって、
その信仰を誓う儀式になります。

赤ちゃんの時に訳も分からず受ける洗礼式とは違って、キリスト教とはなにか

分かる歳になって最初の儀式になります。(いや、分かってないかも
)

このステップを踏んでいないと、キリスト教会で結婚式はできないことになってます。
(実際には大人になってから、教会で結婚式したいので1日で全部を終えることもできるらしい ですけど。
さすがイタリア、アバウトやな。)
儀式はもちろん教会のミサ(2時間以上かかってました

いつもは悪童なお子様たちが、天使に見える衣装です。

しかし、この日のメインはこの後。
イタリア人が楽しみにしてるのは、親戚、友人を集めて、大パーティ
主役を囲んで、特大ケーキを食べ、
主役を囲んでFACE ARTを楽しみ

主役のために、親戚、友人が歌い

主役のために、なんと

シスターもカラオケ

キリスト教の儀式、だったことを忘れさせてくれる大パーティ(7時間やってました
)

皆が楽しく、ハッピーなら、まあいいか。(やっぱりアバウト
)

大切なのは、両親や親戚の人達は子供たちの晴れ舞台をいつも見守っていますよ

イタリアの春のお祝い行事の一つでした。
おまけ。
このイベントの時に、参加者に配られた”コンフェッティ”という アーモンドをチョコレートでコーティング
されたお菓子が入ったお土産です。
このような、洗礼式、結婚式などの大事なイベントには必ず用意されます、引き出物みたいな感じですね
パッケージもいろいろですが、今回はやっぱり天使。
幸でした。