イタリアに旅行される方は多いですが
イタリアで髪を切る方は在住の方か、イタリアで結婚式を挙げる方くらいですよね
それもそのはず、イタリアの美容院は何を隠そう悪名高いのです
思いとおりに髪をカットしてくれたとき・・・
それは奇跡の瞬間
といってもいいのです
ローマには私の知る限り、
日本人美容師さんは一人しかいません(なんと!)
その方が不在なローマの昼下がり・・・
髪を自分で切ることに失敗した私は、
恥ずかしさで火よ顔から出るなら出なさいという勢いで
イタリアの美容院デビューを余儀なくされました
タッケテー
さて、午前中にいったので、すぐに取り掛かってもらえたまではよかったのですが
どんな風にする?の提案がいっこもわからない・・・
確かにそんな繊細なイタリア語、聞いたことがない・・・。
とりあえず微笑む私
微笑み返すダンディーなイタリア人美容師(男)
両手にものすごい刺青の入っているダンディー(ここはイタリアここはイタリア)
ガムをかみながら髪の毛を切るダンディー(ここはローマここはローマ)
ローマの美容師さんは概して話が止まらないと有名なのですが
ダンディは寡黙に黙々と髪を切っていきます。
右に左に切っていくうちに、なんとなく全体が
わかめちゃんヘアおよび山ちゃんヘアになりつつあることを自覚
(ここはイタリア・・・イタリア・・・)
イタリアでは、お客さんの頭を美容師さんが思うように動かして固定させます。
緊張感で恐ろしく肩が凝ります
(こ、ここはろーま・・・)
前髪のカットの時には、ちょっと顔を上向けた上でカットするので
顔に髪の毛が降りかかる降りかかる。
容赦なく顔に前髪が積もります
息もできなくなり咳き込むと
「もうちょっと我慢してね♪」
(ここは・・・ここは・・・ここは歯医者かああああ)
というわけで呼吸困難で肩こりなわかめちゃんが一時間後にできあがったという
ローマ美容院体験でした。
ちゃんと仕上げに山ちゃんに見えるようにものすごくブローしてくれました
やはり日本人にきってもらおう・・・。
きゃしーでした