イタリアでも新コロナウィルス対策として重きをおかれているのがマスクの着用です。
さて、フィレンツェのあるトスカーナ州では、マスクが無料でもらえるんです。
1回の配布は10枚。月に30枚までもらえます。(2020年7月現在)
各自、保険証を持ってマスクをもらいに行きますが、配布を行っているのは病院とか薬局とかの医療関係ではなく、こんなところで?という場所なんです。
それは...
Edicolaと呼ばれる 新聞・雑誌スタンド。
日本のキオスクに似ています。
イタリア全土でマスク配布がされているわけではありません。
トスカーナ州含め、数州のみでしょうか。
トスカーナ州では、4月初めにはまず一人につき2枚のマスクを市民保護局のボランティアの皆さんが州民の自宅宛に届けてくれました。
その後の州令で自宅以外の場所では屋内・屋外ともにマスク着用が義務となったと同時に、薬局と大手スーパーマーケットで配布開始。
最初の頃は該当店舗前にはマスクを手に入れようと朝早くから並ぶ人たちの列が出来ていました。
そして、6月初旬から、なぜなのかは謎ですが、現在のEdicolaでの配布に変わりました。
全てのEdicolaで配布しているわけではなく、リストがあるので、それで該当のEdicolaを確認します。リストに乗っている場所ならどこでも貰えます。
ただ、毎日到着するマスクの数は限られているので、お昼頃に行っても、「もう今日の分は終了しちゃったよ」と言われることも。
こちらが、その無料配布マスクです。
見た目はサージカルマスクですが、“このマスクは医療用、また防護用となるものではありません”と注意書付き。
最新の首相令で、屋外で他人がすぐ近くにいない場合はマスク着用義務はなくなりましたが(注:州ごとに知事責任で規定が変わることがあるので、州によっては屋外でも着用が必要なところもあります)、お店、飲食店などの屋内公共空間やバス、列車などの公共交通機関内では相変わらず着用は義務となります。
フィレンツェ市内のほとんどのお店では、来店客に店内でのソーシャルディスタンスや手の消毒、そしてマスク着用を促すための張り紙が入口に貼られています。
各店様々。
その中で私が選んだ大賞は、味のあるこちらの作品
店員さん手書きと思われます。
↓
マスク部分アップ
マスクには関係ないですが、最後におまけショット。
夜のシニョーリア広場とヴェッキオ宮殿です。