2020.12.07

12月に入って、街の中もクリスマスムードが漂ってきましたねhappy01

イルミネーションが点灯し、クリスマスソングが流れる華やかなこの時期を一年の中でも最も楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

今日12月7日は『クリスマスツリーの日』xmas!それにちなんで、本日はイタリアのクリスマスについてご紹介します。

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まず本日が『クリスマスツリーの日』な訳ですが、その由来からご紹介します。起源は横浜のスーパーマーケット、明治屋が1886年12月7日に日本で初めてクリスマスツリーを飾ったそう。それに由来して、12月7日はクリスマスツリーの日とされたそうです。

ただしイタリアのクリスマス事情は、日本のクリスマスツリーの日とは少し異なっています。

イタリアではクリスマスの飾り付の日付は決まっており、12月8日からとされています。何故12月8日かというと。その日は『無原罪の聖母マリアの祝日』というキリスト教徒にとって大事な祝日。祝日で仕事や学校もお休みになる日なので、その日に家族総出で本格的なクリスマスの飾り付を始めるのです。

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実はそれ以前も、クリスマスを意識したディスプレイや商品展開となっていっているのですが、12月8日を境に街の中も一気に本格的にクリスマス一色に染まります。

華やかで綺麗なクリスマスの装飾は、思わず足を止めて見入ってしまいますねlovely

飾り付けの日が12月8日と決まっているイタリアですが、その逆に飾り付けを仕舞う日も実は決まっているんです!仕舞う日は1月6日。

この日も祝日で『公現祭』というこちらもキリスト教徒にとって重要な祝日、仕事も学校もお休みとなります。その為、またこの日に家族総出で飾り付けの片付けを行うんです!日本ではクリスマスの後は一気にお年賀モードですが、イタリアのクリスマスムードは年始まで続きますよwink

また1月6日というと日本では松の内で、初売りや仕事始めなどが話題となる一日ですがイタリアでも実はイベントのある一日。特にイタリアの子供たちにとても楽しみにされている一日です。

クリスマスにプレゼントを運ぶといえばサンタクロース(イタリア語ではバッボ・ナターレ)ですが、1月5日の夜に動き出すのがベファーナと呼ばれる老婆。黒くて長いローブに、とんがり帽子、細い鉤鼻と、一般的に思い浮かべられる魔女の姿をしています。

なぜハロウィーンシーズンでもないのに、魔女?と思われる方もいるのではないでしょうか。実はこれにもカトリックの国であるイタリアならではの伝説があります。

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新約聖書では、誕生したイエス・キリストに目通りしようと東方の三博士がベツレヘムを訪ねます。その道中で三博士は道に迷いそうになり、道を尋ねようと訪ねたのがベファーナという老女だったそうです。しかしベファーナは三博士をそっけなく追い返してしまったそうです。その後思い直し、そしてイエス・キリストの加護を自分も受けたいと三博士の後を追いましたが、三博士の姿は見つけられませんでした…。

ベファーナはイエス・キリストがどの家の子供かは知りませんでした。仕方なく彼女は生まれたばかりの赤ん坊のいる家を一軒一軒周り、祝いにと甘いお菓子を置いていったそうです。

この伝説に基づいて1月5日の夜、イタリアの子供たちは枕元に靴下を置いて眠ります。一年間良い子だった子供には靴下いっぱいのお菓子(ドルチェ)を、悪い子だった子供には墨(カルボーネ)が贈られるのですlovely

日本には馴染みのないこのベファーナという行事…、いつか日本に輸入されることもあるかもしれませんね!本日はせっかくの『クリスマスツリーの日』!もしまだクリスマスの飾り付がまだの方がいらっしゃいましたら、ぜひ日本式には今日、イタリア式には明日に、飾り付けをされてはいかがでしょうか!?

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