トスカーナ州にある、コルトーナという町をご紹介します。
人口約22,000人。映画「トスカーナの休日」の舞台としても知られています。
フィレンツェからは列車で約1時間30分、ローマからは約2時間30分で最寄りの駅Camucia-Cortonaへ行くことができます。
駅からはバスで中心部まで約15分程で到着します。
(※バスは本数が少ないので事前に時刻表をご確認下さい。https://www.tiemmespa.it/viaggia-con-noi/orari-e-linee/)
目の前の広場にバス停があります。
バスチケットは駅を出て右手にある(写真左手に見える)Barで買うことが出来ました。
SU5というバスがこちらのガリバルディ広場行きです。
ガリバルディ広場からは赤いレンガの屋根越しに田園風景が一望できます。
手前に見えるのは『サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ・アル・カルチナイオ教会』です。
この景色を見ているだけで癒されます
ガリバルディ広場からはメイン通りナツィオナーレ通りを通って、歩いて5分程でレプッブリカ広場に出ます。
目印は時計台のある市庁舎です。
そしてコルトーナに来たら絶対見逃せないのが、こちらの『教区博物館』です。
15分あれば見終わってしまうような小さな博物館なのですが、貴重な作品があります。
フラ・アンジェリコ作『受胎告知』
今まで色々な画家の受胎告知を見ましたが、その中でも本当に素晴らしい作品で、小さな展示室で輝きを放っていました。
コルトーナ出身の画家ルカ・シニョレッリ作『十字架降架』
教区博物館のすぐ横にある小道を下っていくと、面白い建物が見られます。
これはかつてはこの地方でよく見られたという中世の建物です。
地上階の面積で税金の額が決まったので節税の為、また当時は道が狭かったので、2階から面積を広げたというのが理由だそうです。
違う角度から見るとこんな感じです。
コルトーナは坂や階段が多く体力が必要なのですが、散策がお勧めです
石造りの家や坂の下に見えるトスカーナらしい田園風景など、本当に素敵な景色に出会えます。
そして、なんと言っても楽しみなのは食事です。
本当にレストランのレベルが高いと感じます。
『オステリア・デル・テアトロ』Osteria del Teatro
今回行ったレストランはどこも美味しかったのですが、中でもお勧めなのがこちらです。
お店の人もとても感じがよく、一品一品が丁寧に作られている印象を受けました。
手打ちパスタのキアニーナ牛とポルチーニ茸のラグー
ピスタチオのセミフレッド(アイスケーキ)
フィレンツェからでしたら日帰りでも十分楽しめますが、宿泊していただくとゆっくりと散策もできて、美味しいものも色々食べられますのでお勧めです