もう去年になりますが、インドでバックパッカーをしていた頃、
インド北部ラダックに行きました。

今回は、そんな過去を振り返って、しかもネタがいっぱいあるので、数回に分けてお届けしようと思います。

ラダック地方はパキスタン、中国と国境を接するジャンムー・カシミール州、そして5000m級の山々を越えないと行けない、なかなか大変なエリア、言ってみれば陸の孤島。

陸路は雪で覆われるため、夏の3ヶ月くらいしか道が空かず、この期間以外は飛行機のみしか交通手段がありません。

飛行機だったら、デリーから1時間ほどで行けますが、当時の私は貧乏旅行者。飛行機なんて使える身分じゃございませんでした。

選択肢はなく、他のバックパッカー達同様、陸路を選択。それも、デリーから直接行く道はありません。

デリーからまずは、いろいろありますが、私はバスでヒマーチャル・プラデーシュ州のマナリへ。

そして、マナリからラダックの街レーまで、1泊2日の長い山越えが始まります。



マナリは山で覆われた、インド人にも人気の避暑地。

もうすでに素晴らしい景色ですが、これから待ち受けているものはこんなもんじゃなかった。



だんだん雪が増えていきます。

ちなみに、マナリからレーに行く途中の道を、現地の言葉で
「ロタン・パス」と言うそうです。

その意味は?とドライバーに聞いたら、笑顔で、

DEAD BODY ROADだよ」

と答えてくれました。

デッド・ボディ・ロード。。。つまり、死体の道!?

この言葉の意味は後で身を持って知ることとなりますが、要するにものすごい山道&細い崖道&これは私の意見ですが、崖道にも関わらずの現地ドライバーの荒くれ運転、で事故が絶えないから。。。と思われます。

そのため、HISのお客様には陸路でレーに行くことは全力でオススメしません。笑

安全な飛行機という乗り物がありますので、ご安心を。



さて、続き。
昨夜の大雪が原因?道を整備してます。。。
ただでさえ、車2台が行き違うので精一杯の細い崖道が、こいつのおかげで両方向通行不能に。

長蛇の渋滞になり、だいぶ待たされました。。。

これもまたインド旅だな。。。と自分を慰めつつ、ひたすら待ちます。



景色が、



どんどん白く、



高度もどんどん上がっていきます。
左の雲!




映画の撮影もしてました。



途中の休憩地点。



チャイニーズ・フードとあります。

そう、ラダックはチベットの文化圏なので、チベットおなじみ料理、モモや焼きそばのような麺類が一般的に食べられるのです。

インドじゃないみたいですね。



そして、たどり着きました!

本日のお宿、テント!!

そうです、マナリから1泊2日で行くルートは途中の宿泊スポットがテントなのです。

ここでも、かなりの高地。

テントの中にはベット、毛布、トイレまでありましたが、夜はめちゃくちゃ寒かったです。。。

陸路でレーに行く方、防寒対策はしっかりと。



朝晩の食事ももちろんテント。

でも、こういうの、なんかわくわくしますnotes





この山あいに夕日が沈む様子は、それはそれは美しかったです。。。

つづく。

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    • 投稿: Motiya -2014年6月10日 (火) 02時35分

      ■ああ、懐かしい。
      若かりし頃、デリー⇔レーの夜行バス(3日目に到着)がコンノートプレース横から出ていて、利用したことがあります。シートはぼろぼろ、トイレは途中の道端、窓ガラスが半分以上割れているため寒くて寒くてまるで眠れず、ひどい道を揺られ続けてオシリから血がにじみ・・・で、ヘトヘトになりましたが、身をもって「我慢」を教えられたように思います。便利になった現在はオバさんの昔話にしか聞こえないでしょうが、あの頃は楽しかったなぁ・・・・。(笑)良い経験を思い出させてくださって、ありがとうございました。

    • 投稿: hagihagi -2014年6月10日 (火) 04時11分

      ■インドは広い!
      ラダック。スタンダードなインドしか行ったことのない私には別世界の様です。陸路の旅は過酷ですが心に残ります。15年程前にヤンゴンーマンダレー間をローカルバスで移動しました。夜中にトイレ休憩になり外へ出るとそこは野原!満天の星を見ながら用を足し、翌日は煙を吐いてバスが故障し、代わりのバスを待ち、一日かかりましたが今となっては良い思い出です。昨日のヤフーニュースで、デリーが観測史上47.8度とありました。体調に気を付けてこれからも楽しいインド情報をお願いします。

    • 投稿: 匿名 -2014年6月10日 (火) 06時15分

      ■訂正のご提案
      「ロタン・パス」というのは、マナリから北上して最初に越える峠(パスは英語の「峠 pass」)の名前です。現地語では「ロータン・ラ」という峠の呼称です。ルート自体の名前は普通に「マナリ・レー・ロード」などと呼ばれていると思います。「DEAD BODY ROAD」というのは単なるジョークかと。あと、焼きそば(チョウメン)はチベット料理とは言えないのではないでしょうか。

    • 投稿: his-delhi -2014年6月13日 (金) 13時36分

      ■Re:訂正のご提案
      >匿名さんインドの日本語情報誌にも、チベット語で「死体の原」という意味、と出ているので、ブログにも記載させていただきました。たしかに、チョウメンは何料理なのか、よくわからないですが、チベット文化圏で一般的によく食べられる、という意味で書きました。

    • 投稿: 匿名 -2014年6月13日 (金) 17時01分

      ■Re:Re:訂正のご提案
      >his-delhiさん「ロータン」はチベット語で「ロー=死体」「タン=原」になるのはその通りですが、峠の名の由来としては遠い昔に戦闘があったからとか。少なくとも近代に入ってから自動車の交通事故が多いからロータン・パスという名前になったのではないでしょう(最近交通量が増えて事故が多いのは確かなようですが)。ネタとして面白おかしく書こうとしたのだとお察ししますが、大手旅行会社のブログの文章としては主観的に過ぎるのではないでしょうか。

    

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