インドの首都、デリーにある世界遺産クトゥブ・ミナールをご紹介します。
ニューデリー駅よりすぐ近くの繁華街の中心地、セントラルパークより車で15km。おおよそ40分から50分程。
公共交通機関で行くとメトロのイエローラインで行くことが出来ますが、初めてですと結構大変なので車での移動がお勧めです。
クトゥブ・ミナールとは
クトゥブ・ミナールはインド初めてのモスク、クワットゥル・イスラーム・モスクに隣接された世界で最も高いミナレットです。
1993年に世界遺産に認定され、赤土石でつくられた塔の高さはおおよそ72.5mあります。
空に向かって真っすぐと聳え建ち、交互に重ねられた丹色と香色の色彩がひと際目を惹きます。
内部は階段になっていて、以前は登れましたが、今は登ることが出来ません。
また、クトゥブ・ミナールの塔の最上部は落雷で壊れてしまった過去があります。
破損と修復の歴史を繰り返したのち最上部は地上に降り、現在の形となりました。
ヒンドゥ様式とイスラム様式の混在した魅惑の建築
回廊の柱。
よく見ると全て一緒ではないんです。
周囲のヒンドゥの資材を用いて作ったモスク(イスラム教寺院)となり、通常イスラム建築にはない、ヒンドゥならではの彫刻もあるので是非ひとつひとつ観察してみて頂けると面白味も増すと思います。
ヒンドゥ教とイスラム教にはお祈りの違いがあり、その慣わしが建造物にも現れています。
お祈りする際に、ヒンドゥは個人が向き合いお祈りをする為、多くの人が集まることを前提とし設計されていない施設が多く、対象的にイスラムは大勢の人が集まる礼拝があり、ある程度の人数を収容することの出来る広い設計となっています。
宗教や建築の背景を理解してからその環境を見ると、より一層感慨深いです。
クトゥブ・ミナールと写真撮影
ピサの斜塔のように押してるふりしたかったのに、全然上手く撮れませんでした(꒪⌓꒪)
本当はこんな様な写真が撮りたかったあああぁぁ(꒪⌓꒪)
少し離れたところから撮ってもやはり存在感があります。
デリー郊外にあるクトゥブ・ミナール。
デリーの観光に外せない、とても見応えのある観光地です。
是非、デリー観光の一部や出張で来たけど半日空いた!という時に訪れてみてはいかがでしょうか。
***Rie.S