シンチャオ~ ハンです。
外国人にあんまり知名度がないのに、地元民に高く評価されたローカル料理店を開拓するのは私の趣味です。
今回紹介したいのは私の行きつけのアヒル肉の春雨麺屋であるチャオ・ビット・ベ・バー(Cháo vịt Bé Ba)です。
店名について、
チャオ(Cháo)=おかゆ
ビット(Vịt)=アヒル
ベ・バー(Bé Ba)=オーナーの名前
店名からみれば店主の得意料理はおかゆのようですが、私の個人的な好みを言うなら、春雨がもっともおいしいです。
住所は175/1 Vo Van Tan 3区です。Cach mang thang tam通りとVo Van Tan通りの交差点に近くて、3区といってもホーチミン市中心部から目と鼻の先です。
小路に入っている料理店なので見つけるのに簡単なものではありません。
175番地Vo Van Tan通りにこんな看板が出ています。行きつけだと言い張った私だって、何度も看板を見逃してうっかりと通り過ぎてしまいました。
路地の入り口に入り、5メートルぐらい行けば、チャオ・ビット・ベ・バーの店に着きます。
店頭にぶら下がるアヒルというとなんかアジアらしい光景ですね。
左側にサラダの材料と自家製タレが並んでいます。
こぎれいな店内は少し狭くて、ランチをはじめて忙しい時間帯にほぼ満席状態です。
この店はアヒル肉のおかゆ、春雨、米麺のブンとサラダを提供しています。しかし店内にメニューがありませんので、外国人にとっては注文するのにかなり不便です。
ベトナム語で注文してみたらいいかがでしょうか。食べ物の単語だけでも大丈夫です。
「ミエン」=春雨ヌードル・・・値段:1杯45,000ドン(約210円)
「ブン」=柔らかで丸い米麺・・値段:1杯45,000ドン(約210円)
「チャオ」=おかゆ・・・・・・値段:1杯40,000ドン(約200円)
「ゴイ」=サラダ・・・・・・・値段:1皿20,000ドン(約100円)
※2020年11月現在の値段です。
私の好きなオーダーはアヒル肉の春雨とサラダです。
サラダの材料はキャベツ、バナナの花、空芯菜、香草などの千切り野菜がたっぷり入っています。そして潰したピーナッツと揚げ玉ねぎのふりかけと組み合わせてヘルシーで見た目も美味しいです。
すでにドレッシングがかけてありますから、箸でざっくりと混ぜてから食べられます。
次に春雨ヌードルへ移りましょうか。
器にて、春雨はもちろん、玉ねぎ、竹の子、揚げ玉ねぎ、ヒルの血の塊が入っています。
アヒルの出汁が利いて何時間も煮込んで、ちゃんと味付けされてコクのあるスープと香ばしい竹の子と揚げ玉ねぎはほっこりやさしい味で旨いです。
アヒル肉はヌードルと分けて別のお皿で提供されます。下記は2人前の分です。1人前ならボリュームは半分ぐらいです。
琥珀色のものはアヒル肉のつけダレです。ベースのムックマム(ベトナム風ナンプラー)に砂糖、レモン汁、潰した生姜、にんにくなどの材料が入っています。アヒル肉はくせがなく柔らかいです。つけダレと食べたらちょうどぴったり!!!
ベトナムの麺料理といえば真っ先に思い浮かばれるのはフォーかもしれません。それに、具材ときいたら鶏と牛肉は主流だと思う人は多いです。確かにフォーは大人気ですが、春雨を初めて他の麺料理もたくさんあります。ですから、フォーだけ食べればなんかもったいないと思います。せっかくベトナムに訪れれば、フォーはもちろん、是非とも現地でしか味わえない他の麺料理を試みてください。
【店舗情報】
店名:チャオ・ビット・ベ・バー(Cháo vịt Bé Ba)
住所:175/1 Vo Van Tan street, district 3, Ho Chi Minh city
営業時間:10:00~20:00