先日、エアバスから発表された、近未来の飛行機をご紹介しました。
これはパリで行われた航空ショーに先だっての発表だったのですが、
そのパリの航空ショーでは信じられないような飛行機が
多々発表されています
先日ご紹介したエアバスの飛行機は、
「飛行機の中でどのように過ごすか」が大きなテーマでした。
ゴルフしたり、会議したり、または360度の景色を楽しんだり。
なので、特に速さにはこだわっていない飛行機です。
クルーズ船と同じ感覚ですね。
一方で、別の航空機メーカー(エアバスの親会社)EADSより、
東京-パリを2時間半で結ぶ!!
超音速旅客機
の開発計画が発表されました。
その名もZEHST。
6/30の運航に基づくと、現時点での飛行時間は、
東京 ⇒ パリ は 12時間30分くらい。
パリ ⇒ 東京 は 11時間30分くらい。
これを、2時間半で飛ぶって。。。
ちなみに
サンフランシスコ ⇒ 東京 は 11時間くらい。
東京 ⇒ サンフランシスコ は 9時間30分くらい。
現在、サンフランシスコから2時間半でどこまでいけるかと言うと、
北はカナダのカルガリー
東はコロラド州デンバー
南はニューメキシコ州アルバカーキ。
この距離を飛んでる間に東京からパリまで行けるんだそうです。
きっと、サンフランシスコ⇔東京も
2時間半~3時間くらいになるのでは
ところで、どうやって飛ぶのでしょうか・・・
どうやら、成層圏を飛行するそうです。
・・・成層圏!
そもそも現在のサンフランシスコ⇔東京などを飛んでいる、
長距離旅客機はどこを飛んでいるかご存知ですか
現在の長距離旅客機は対流圏とその上の成層圏の境目を
飛んでいるのだそうです。
そして、このZEHSTは、
離陸には通常のターボジェットエンジンを使い、
成層圏までの急上昇にはロケットエンジンを使い、
その後、ラムジェットエンジンと呼ばれるエンジンが点火され、
高度3万2000メートル(32km)を
時速5000キロ(音速の4倍以上)で飛行するそうです
熱圏(Thermosphere)
*100km以上は定義上宇宙
80km - 800km
------------------------
中間圏(Mesosphere)
50km - 80km
------------------------
成層圏(Stratosphere)
11km - 50km ZEHST
------------------------ 現在の長距離旅客機
対流圏(Troposphere)
0km - 11km
ロケットに翼を付けたような構造で、
後部は燃料タンクが積まれていて、
客席は胴体の前半分にあるそうです。
これだけ飛ばして、どれだけガソリンを使うのでしょうか・・・
燃油サーチャージがどれだけかかるのでしょうか・・・
そして、どれだけ自然を汚すのでしょうか・・・
実はこのターボジェットの燃料にはバイオ燃料を使うそうで、
他のエンジンは水素と酸素が燃料。
なので、二酸化炭素を排出ゼロ!、
まさにゼロ・エミッションがこの特徴です。
燃油サーチャージはかからなくても、
特急料金がかかりそうですね
急上昇は可能でも、そんなに高いところから着陸するのに、
2時間くらいかかりそうな気がするのは、私だけでしょうか
急下降はできないですからね
されても困りますが。怖い
となると、飛行時間の2時間半のうち、どのくらい「成層圏」にいて、
どのくらいの時間を時速5000キロで飛んでいるのでしょうか・・・
2050年を乞うご期待
詳細はコチラ から!
動画も見れます!
http://www.eads.com/eads/int/en/eadstv.html#/sig,iLyROoaf2IgN