みなさん、ナマステー
大変おひさしぶりです。
コロナ明けお陰様でたくさんの予約をいただいており、
しばらく記事の更新が滞っておりました。。
さて、前回の記事から大分時間が経ってしまいましたが、
UP(ウッタル・プラデーシュ)州の首都、ラクノウへの旅の続編です。
今回は、「前回の記事でインドの鉄道の種類やクラスの違いは分かったけど、
じゃあ実際問題どうやって予約するの?」「スムーズに乗れるか不安。。」という方向けです。
インドのローカル鉄道に乗るなんて、超絶難易度高そう、と思っている方も多いのでは?
そういった方の手助けになればと思います!
さて、私たちのような旅行会社を介さず個人で鉄道のチケットを取るには、
『インド鉄道(Indian Railways)』の公式サイトで取るのが主流なようです。
インド鉄道(略称: IR)とは、インドの国有鉄道会社の名称。現在私営化しようという動きもあるようです。<Wikipediaより>
公式サイトは「IRCTC」と呼ばれ、スマホアプリもあります。
こちらのサイトで乗降車駅、日付、クラスなどで目当ての列車を探し、予約をすることができます。
ただインド人の友人に聞くと、「IRCTCのサイトは使いづらいので、ComfirmTktという別のアプリを使っている」とのことでした。
これはインドでしばらく暮らしていると分かるのですが、インド政府のサイトやシステムは使いづらく、サービスのスピードや質も悪く、謎のエラーで進めなかったりするので、その意見もうなづけます。
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話はズレますが、HIS Indiaでは日本人がインドへ入国する際に必ず必要なEビザの代行申請も承っております。
このEビザも政府のサイトを通しての申請が必要なのですが、IRCTC同様エラー頻発で、英語やPCが苦手な方が個人で申請するのはけっこうハードモードです。なので、ぜひ弊社の代行申請サービスのご利用をおすすめします。
現在まで取得率ほぼ100%。簡単なフォームの内容を日本語で埋めるだけで、インドへの入国日の1週間前までには、発給されたビザをお届けいたします。
あとはプリントして入国時に持参するだけ!万が一のトラブル時もしっかりサポートいたします。
「頑張って個人でやってみたけど、エラーで進まない、、たすけて、、」という方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。入国前1週間を切ってからの緊急発券も承っております!
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さて話を戻しまして、インドの鉄道を個人で予約するに当たって、必ず必要になってくるのは、IRCTCへのアカウント登録です。
アカウント登録はこちらからできるのですが、残念ながら私は数十分で挫折しました。。
途中途中、何を入力する欄なのか書いてなかったり、必須項目なのに入力できなかったり、、と、よく分からない事象で先に進めなかったからです(ちなみに政府のプログラマーは働かなくても首にならないため、仕事をしないそうです。。)
ということで私は挫折しましたが、無事アカウント登録完了した猛者がいらっしゃれば、そのアカウントを使ってログインし列車チケットの予約が出来るはずです。
(ちなみに一度パスワードを忘れるとめちゃくちゃ戻すのが大変とのことなので、気を付けてください。)
予約が完了したら、登録した個人情報にEチケットが送られてくるので、その情報を参照し、当日列車へ乗車しましょう。
以下は私がラクノウ旅行をした際に友人が取ってくれたニューデリー駅からラクノウ・チャールバーグ駅までの列車のチケットです。
※デリーやアグラ、ラクノウなどの大都市は鉄道の駅が複数ありますので間違えないよう、気を付けてください。それぞれ駅のコードで見分けることが出来ます。
例:デリー → ニューデリー(NDLS)、二ザムディン(NZM)
アグラ → アグラ・カント(AGC)、アグラ・フォート(AF)
ラクノウ → ラクノウ・チャールバーグ(LKO)、ラクノウ・ジャンクション(LJN)
チケットを拡大して見てみます。
上段に書いてあるのが、列車番号とクラス。
下段に書いてあるのが、車両番号(A5)、席/寝台番号(29,30)とその説明。
(ちなみに寝台は英語でBerthといいます。Berthと書いてあるチケットもあります。)
このチケットには列車の止まるホーム番号が書いてないのですが、ニューデリーのような大きな駅にはホームがたくさんあるので、知らないと列車に乗れません。
ホームを知る方法はいくつかあります。
①駅員さんに聞く
…近くに駅員さんがいれば、一番手っ取り早く正確な方法です。
もちろん言葉の壁はありますが、チケットを見せ「This train, which platform」ぐらい言えれば大丈夫です。
一般の方に聞いてもいいのですが、あまりおすすめはしません。
(インドの文化的に「わからない」というのは失礼なのか、割と適当な返事をされる方も多いです。言ってたのと違うじゃんー!となっても責められないので、リスクも承知の上でご確認ください)
②駅にある電光掲示板などを確認する
…文字通りです。電光でなく紙の可能性もありますが、面倒くさければ①の方法が早いです。
③ネットで調べる
…これだったら事前に調べておくことも可能です。主要な手段はGoogle MapやWhere is my Trainというアプリなど。
Google Mapでしたら日本でも利用される方が多いので分かりやすいかと思いますが、日時・乗降車駅などを入力し経路案内を利用すれば、乗車プラットホームや遅延状況など確認ができます。
Where is my Trainはインド人おすすめのアプリで、上記の情報だけでなく、リアルタイムで列車が走っている場所を追うことが出来ます。
行くべきホームを調べて到着したら、あとは列車を待ち、乗車するのみです。
大きな駅ですと出発の5分前ぐらい、小さい駅ですと2分前ぐらいに到着するようです。
意外と余裕がないので、出発間際になったら、どの車両からでも良いので乗り込みましょう。
大きな駅であれば車両番号がホームにも掲示してあるので、その場所で待っていれば、ちょうど目当ての車両がそこに止まります。
反対に小さな駅の場合は車両の胴体にしか番号が書いていないので、はっきりとした乗車位置は分からず、前方や後方などざっくり待つしかありません。
自分の車両に到着したら、続いて自分の席/寝台を探します。
各席に番号が物理的に記載されているので、それを1つずつ確認していきましょう。
ちなみにチケットには席番号だけでなく席の説明も書いてあります。
今回ですと「SIDE LOWER」。
寝台の種類は全部で5つあり、UPPER, MIDDLE, LOWER, SIDE UPPER, SIDE LOWERです。
前回の記事では以下のように解説したのですが、以下は若干誤りです。
1等は1セクションに4ベッドのみかつ扉(鍵付き)で仕切られている。
2等は1セクションに4ベッドのみだが仕切りはカーテンのみ。
3等は1セクションに6ベッドかつ仕切りなし
SL(Sleeper)は3等と同条件だが冷房なし
正しいのは以下で、
2等(2AC)までは1セクションにさらに2席ございます。
この2席がSIDE UPPERとSIDE LOWERです。
1等は1セクションに4ベッドのみかつ扉(鍵付き)で仕切られている。
2等は1セクションに4+2ベッドのみだが仕切りはカーテンのみ。(合計6ベッド)
3等は1セクションに6+2ベッドかつ仕切りなし(合計8ベッド)
SL(Sleeper)は3等と同条件だが冷房なし
以前載せたイメージ画像の通路はさんだ反対側にあります。
(画像の中の席はシンプルにUPPER, MIDDLE, LOWERが左右に2つ並んでいます。)
(画像拝借元:What is the difference between 3AC, 2AC, and 1AC in Indian Railways? - Quora Aadi Anuragさんの画像)
以下だともっと分かりやすいかもしれません。
Where is my Trainのシート確認画面です。
通路をはさんでもう2席あるのが分かります。
さて、これでようやく無事に自分の席にたどり着けたら、
十中八九自分の席に知らないインド人が座っているはずなので、
チケットを見せて丁寧にどいてもらいましょう(笑)
あとは窃盗や降り過ごしなどに注意し、目的地へ向けて出発です。
Chalo!(Let's Go!)
今回利用した2等車(2AC)のSIDE LOWER席からの眺めです。
カーテンを閉じれば、自分だけの空間快適です。
さて、今回は『インドの鉄道の予約&乗車方法』について解説しました!
けっこう難易度は高めかもしれませんが、「せっかくだしインドの鉄道にも乗車してみたい」という方はぜひトライしてみてください。
それでも「上手くいかなかった」という方は、ぜひ弊社の代行予約をご利用ください。
インド全国どこでも承ります。IRCTCへのアカウント登録も不要です。
詳細はこちら
次回はようやくラクノウの旅行記です。ラクノウは現地の方に「食の街」として有名です。
様々なラクノウグルメを堪能して来ましたので、次回もぜひお楽しみに!!
それではまた、ナマステ〜。
(ナマステは挨拶だけでなく、お礼にも使える万能ワードです。)
ナマステ~✋
皆さんおひさしぶりです!
今回はインドマイナー都市【ラクノウ(Lucknow)】への旅行記です。
インドといえば、アグラ、ジャイプール、バラナシなどが定番観光都市ですが、
この記事は「そんなのもう行きつくした!新たなインドの魅力を開拓したい!」
というインド玄人の方向けです。インドは都市ごとに特色が違い、飽きないです。
ラクノウ(Lucknow)は、アグラのあるウッタル・プラデーシュ州(通称UP)の州都で、首都デリーからは列車で8時間ほどです。
ちなみにUPは犯罪が多く比較的治安の悪い州として有名ですが、インド最大の人口を誇ります。
さぁ旅のはじまりです。
ラクノウへ向かう寝台列車に乗るため、ニューデリー駅(New Delhi Railway Station)へ向かいます。
(深夜のニューデリー駅駅舎の様子。ライトアップされて綺麗です)
長距離の移動でも大変安価のため、列車はインド人にかかせない移動手段です。
例えばラクノウへ向かう一番下のクラスの列車運賃はなんと150ルピー(約300円)です。
約8時間500kmの道のりでですよ!信じられません
ただ自由席なので席の奪い合いや強盗など、圧倒的に乗客の質が悪いので、100%おすすめしません!(※私も乗ったことないので、どうしても試したいという方は自己責任で!現地の方ですら避けるほどです。)
ですので、貧困層の方でも手出しの出来る列車は大人気。駅舎の中外にはたくさんの方々が雑魚寝しています。(最初は衝撃でしたが、もう見慣れましたね。笑)
今までは3等車しか利用したことがありませんでしたが、今回はちょっと贅沢して、はじめて2等車(2AC)を選んでみました。
(2等車の様子。カーテンで仕切られて、プライバシーが守られます)
ここで豆知識~インド鉄道編~
インドの鉄道には大きくわけて寝台車、イス車の2つがあります。
■寝台車・・・座席がベッドタイプのいわゆる寝台列車
■イス車・・・座席が椅子タイプの列車(日本ではこちらが主流)
長距離移動の多いインドではイス席の列車は珍しく、数本しか走っていません。しかもお値段も高く食事などもつくので、高級列車あつかいです。
(帰りに利用したイス車の様子)
また、寝台車はざっくりと1AC、2AC、3AC、SL、イス車はEC、CCのクラスに分かれます。
ACというのはAir Conditioner(冷房付)で、その中でも、1等、2等、3等と別れており、
1等は1セクションに4ベッドのみかつ扉(鍵付き)で仕切られている。
2等は1セクションに4ベッドのみだが仕切りはカーテンのみ。
3等は1セクションに6ベッドかつ仕切りなし
SL(Sleeper)は3等と同条件だが冷房なし、
というような違いがあります。
名前がややこしいので、「スリーパーじゃなきゃ寝台車じゃない」と勘違いしてしまう方もけっこういます。
(私も昔はそうでした スリーパーが下から2番目で冷房もないとは思っていなかった)
スリーパーより下にGeneral(一般)というのがあり、こちらが先ほど150ルピーと紹介した自由席で、座席の奪い合いが起こります。ちなみにこのクラスのみオンラインでの予約は不可で、駅での予約のみ可です。
また、セクションというのは下の写真を見て頂ければイメージしやすいかと思います。
(画像拝借元:What is the difference between 3AC, 2AC, and 1AC in Indian Railways? - Quora Aadi Anuragさんの画像)
インドの列車では、左右に2、上下に2~3つのベッドが並んで1区切りとなっています。
ご想像の通り、3等は上下に3ベッドあるので、窮屈です。(個人的に真ん中が一番つらい)
また基本的に席を選ぶことは出来ませんので、どの席に当たるかは運です。
(一緒に予約した方は最低限同じか近くのセクションにアサインしてくれます)
(画像拝借元:What is the difference between 3AC, 2AC, and 1AC in Indian Railways? - Quora Aadi Anuragさんの画像)
1~2等車は上下に2ベッドしかなく、ゆったりと出来ます。
1等車はセクションごとに扉があり鍵をかけることが出来ますが、1人旅の場合はまったく知らない人と鍵のかかった部屋に閉じ込められることになるので、むしろ危険じゃない?と思っています。
なので、個人的に寝台車の中では今回選んだ2等車がベスト!と思っています。
カーテンで最低限のプライバシーは守られるので凄く快適です!
(ちなみにイス席のEC、CCには特に大きな違いはありません。少し席が広く清潔なぐらい?だそうで、私はラクノウからデリーへの帰りに初めてイス席の列車をCCクラスで利用しましたが、何ら問題はありませんでした。)
以下ちょっと閲覧注意:列車内のトイレは基本的にあまり清潔感はないです。等級ごとに多少の差はありますが、ちょっとマシになるぐらいで綺麗ではないです。(インドを旅する方ならそれぐらいの慣れっこですかね)
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インドの列車について語っているだけで長くなってしまったので、今回はここまでとします。(まだ旅にすら出かけていない。苦笑)
ちなみにインド支店ではインドの鉄道の代行予約も承っております!
公式予約サイトはすべて英語でよく分からない、、万が一乗車できないなどトラブルがあった時が不安、、などという方はぜひ弊社でご予約ください。
代行予約だけではなく、ご質問への回答や、万が一のトラブル時のサポートもさせて頂きます!
ご予約はこちらから👉【インド】各主要都市行き 鉄道・列車チケット予約 <IRCTC登録不要/e-チケット対応>
ではまた次回の記事で!Dhanyabad
みなさん、ナマナマステ〜
今日も前回の記事のつづき(今回でFINAL)です!
前回はオールドデリーにある素敵なホテル「Haveli Dharampura」で提供されるディナー、インドのストリートフードをお洒落にアレンジしたコース料理についてご紹介しました。
今回は、ホテルの内観を少しご紹介したい思います。
Haveliホテルのエントランスである大きな門をくぐると屋上まで吹き抜けのホールが現れます。
控えめな噴水がかわいいですね。
こちらは屋上からホールを見下ろした図。
ジャイプールに行ったことがある方はお気づきかと思いますが、インドの歴史ある宮廷や邸宅はこのような作りをしていることが多いです。
ホールの奥にあるのが前回の記事でご紹介したコース料理が提供されるレストラン「Lakhori」で、ホールの手前には実際に昔使われていた隠し金庫(床下収納)がそのままの形で残っています!
階段を登って(エレベーターもあります)2階に上がると、客室ゾーンです。
ボトムからスイートまで3つのカテゴリーがあり、面白いのが同じのカテゴリーの中でも決して同じ作りの客室がないことです。
これももともとホテルにするために作られたわけではない一般の邸宅を改装したがゆえ、とも言えます。
何度泊まっても新鮮で飽きないですね!
運がよければボトムカテゴリーでも、上のカテゴリーより広くて素敵なお部屋に泊まれちゃいます(笑)
ちょっとギャンブル。
ちなみに客室は全部で14部屋しかなく、いわゆるブティックホテルです。
また各部屋にはそれぞれムガル帝国時代の城塞都市であったオールドデリーを取り囲む門(Kashmere Gate、Lahori Gate、など)の名前がつけられていて、
客室の鍵はなんとごっつい南京錠です。細部にもこだわりを感じますよね。
さらに上の階に上がると、ででん!これはなんでしょう?
実はこれ大昔に実際に使用されていたシーシャ(水タバコ)なんだそう。
(でかすぎ。。)
筆者はシーシャ好きなので、実際にこれが吹けたら最高なのにな〜と想像してしまいます。
さて、屋上まで上がると素敵なルーフトップバーがあります。
エスプレッソマティーニを楽しみました。(おいしい!)
屋上はさらに上まで上がれるようになっており、ここではカイト(凧揚げ)を楽しんでいるお客さんがたくさんいらっしゃいます。
凧揚げは競技鳩とならぶオールドデリーの2大スポーツなんだとか(知らなかった)
凧揚げはホテルスタッフの青年(オールドデリー出身で幼い頃から凧を嗜んでいるプロ揚げ師)が指導してくれます。
実際に凧揚げを楽しんでいると糸が突然ちぎれます!(なぜ!?)
これは「負け」なんだとか。。近くで凧を揚げていた近所の少年に千切られました。彼の勝利です。
20世紀を過ぎてもアナログな遊びを楽しめるオールドデリーの人たちは幸せ者ですね。
オールドデリーの夕景とともに楽しむ凧揚げはなんとも言えぬ味わいがあります。
オールドデリーでは狭いエリアに多くの住居が密集しているので、屋上からは近所の方々の生活を垣間みることができます。
屋上で団欒している家族、建設中の大工さん、競技鳩の練習をしているおじさん、など。。
ちなみにHaveliホテルのロケーションは抜群で、夜にはライトアップされたジャマー・マスジッド、ラール・キラー(レッド・フォート)、その他有名な各宗教の寺院を屋上からとても近くに望むことができます。
さて、今回でHaveliホテルの特集は終了です。
みなさんもオールドデリーに寄る機会がありましたら、ぜひ宿泊してみてください。
ご予約はこちらから
それではまた〜