しんちゃお!KATSUです。
12月末にラオスの古都ルアンパバーンに訪れたので、
その時の事を徒然なるままに綴りたいと思います。
意外と知られていない、東南アジアの国ラオス。
ベトナム滞在中でなければ、おそらく訪れる機会もなかったかもしれないお隣の国は、
私に素敵な出会いと心の安らぎをもたらしてくれました。
世界遺産の街ルアンバパーン
ホーチミンを出発して6時間。
着陸直前の飛行機の窓から覗いた、
斜陽によって一段と赤みを増した赤い屋根が続くルアンパバーンの街並みに、
私はすっかり一目惚れしてみました。
ファーストインプレッションとはよく言ったもので、
一度好きになってしまったこの街は、滞在時間を重ねるほど
その魅力に惹かれてしまい、どんどん好きになっていきました。
街全体が世界遺産になっているルアンパバーン。
まるで京都や奈良のように、昔ながらの伝統家屋が残るレトロな旧市街は、
私の心を異国情緒で満たし、ノスタルジックな気持ちにさせてくれました。
街の中心エリアに位置するシーサワンウォン通りには、
可愛らしいラオス雑貨屋やお洒落なカフェが軒を連ね、
人々は決して急くことなく通りを行き交います。
並ぶカフェやショップの店構えが、いちいち可愛らしく、
ついつい足を止めては、店内を覗きたくなってしまいます。
私がこのルアンパバーンを好きになった理由が、その「さり気なさ」なのだと思います。
ひょいっと街角を曲がれば、黄金とエメラルドが装飾さえた壮麗な寺院に出会ってしまう、
そんな不思議な体験ができます。
黄金で彩られた壮麗な寺院が、街の中で「さり気なく」溶け込んでいて
小さな路地裏に迷い込んだ後に、何気なく世界遺産に出会ってしまう、
それがまたルアンパバーンの旅の醍醐味なのです。
例えば、このワット・シェントーン。
王族の神聖な儀式にも使用される、美しさと格式を誇る寺院であり、450年の歴史をもつ古都ルアンパバーンの象徴です。
このワット・シェントーンも、ホテルから直ぐ側の道をひょいと曲がったところで出会えます。
ラオス伝統様式の特徴と言える湾曲ラインの屋根が印象的です。
本堂裏側のタイルによって装飾された「マイトーン=生命の樹」のレリーフは特に素晴らしく、一見の価値があります。
ラオスの伝統が色濃く残るワット・シェントーンを眺めながら、老舗フレンチ・カフェでひと休み…、なんてちょっと洒落た休日はいかがでしょうか。
絶景「パクウー寺院」
ルアンパバーンのもう一つの魅力が、市内から1時間の場所に絶景スポットがあることです。
この1時間という、遠すぎず近すぎない距離感がまた絶妙。
移りゆく街並を眺めながら車の中で、うつらうつらしていると目的地に到着します。
観光に疲れた後、ちょっと車の移動を兼ねて休憩するのに最適な距離です。
特に私が好きなのが「パクウー寺院」です。
メコン川見下ろす断崖絶壁の大きな裂け目に、無数に並び立つ人々の祈りがこめられた仏像が安置された神聖なな仏教遺跡。
ラオス人の祈りを紡いできた仏像の姿に、ラオス人の仏教への篤い信仰心と千年間という悠久の年月の長さを感じることができる遺跡です。
4000体以上の仏像の中には、精巧に彫られたものからキュッチュなものまで
大小様々な種類があり、この場所が王から庶民にいたるまで、ルアンパバーンの人々に
とって神聖な場所であり、心のより所であったことがうかがい知れます。
千年という私達の想像を超える月日で、ラオス人の願いをつむいてきたこの場所は、
改めて仏教信仰への偉大さを感じさせてくれる場所。
もう1つの千年の歴史がここにあります。
このパクウー寺院へは悠々と流れる母なる大河「メコン川」にそって、ボートクルーズで目指すコースが定番観光コースです。
心地よいラオスの風を受けながら、移ろい行くメコン川の絶景や地元の人々の生活を垣間見られるクルーズをお楽しみください。
はるかチベットより、ラオス・カンボジア・ベトナムへと流れ、4000mの長さに渡り、インドシナの豊穣と文化をつないできた悠久の大河 メコン川。
両岸には、メコン川の豊かな自然景観が広がり、農作業をする人々、水浴びをする子ども達などのどかなラオスの原風景を目にすることができます。
美しいサンセットに出会える「プーシーの丘」
私が旅の中で一番好きな時間が、街がドラマティックに染まるサンセットのひと時です。
楽しかった1日の終わりを感じる寂しさと、これから素敵な夜のひと時を迎える高揚感の混ざりを表すようにゆるやかな空の色を変えながら、ゆっくりと沈んでいく太陽を眺める黄昏時。
1日の終わりを告げる太陽の残光が、華やかな夜の訪れを告げるマジックアワー。
薄紫の西空から色彩がなくなれば、穏やかな街は艶やかな夜の表情に変わる、
そんなひと時がとても好きです。
そんな素敵なサンセットの時間は、ぜひプーシーの丘でお過ごし下さい。
プーシーの丘は、古都ルアンパバーンを一望できる市街中心部の小高い丘。夕日が美しいスポットとして人気の観光地です。
メコン川に太陽が沈み行く洛陽の瞬間に出会うことが出できます。
プオレンジ色に染まるノスタルジックな古都のパノラマビューは、まるで時が止まったように美しく、ラオス旅の魅力を実感できる感動的な風景です。
途中までは階段を上るため、歩きやすい靴をご用意ください。
人気アクティビティ!象乗り体験
「百万の象の国」と称されるラオス観光の醍醐味といえば象乗り体験!
象の背中に揺られて、ルアンパバーンのジャングルの中をゆっくりと1時間散策できます。
圧倒的なスリルと迫力は、もうただの象乗り体験ではありません!
象の背中に揺られて、ルアンパバーンのジャングルの中をゆっくりと1時間散策できます。
東南アジアの熱帯雨林や絶壁をすすむコースはスリル満点!一面に広がるメコン川の絶景にも出会えます。
最後は人懐っこい象さんに感謝の餌をどうぞ!
象と心が通ったら、母なる大河「メコン川」で一緒に水浴びをしましょう。
象さんにやさしく水をかけてあげると、とても喜んでくれますよ。
大興奮の象の水浴び体験ではビショ濡れ必至。濡れてもいい服でご参加ください!
ということで、とりとめもなく世界遺産ルアンパバーンの魅力を綴らせていただきました。
古き良き街並みが残る古都ルアンバパーン。
ラオスの人々が大切にしてきた伝統に、フランスのエッセンスが少し加わった
風情薫る瀟洒なコロニアル都市は、私だけでなく多くの旅人を惹きつけます。
そのルアンバパーンを楽しむコツは、肩肘張らず、ゆっくりと深呼吸をして街並みに溶け込んでいくことだと思います。
どこか懐かしい雰囲気の街並みに溶け込むことができればと、ラオス人が大切に守ってきた伝統とゆるやかに流れる時間に出会えるはず。
どこか懐かしい雰囲気の街並みに溶け込むことができればと、ラオス人が大切に守ってきた伝統とゆるやかに流れる時間に出会えるはず。
この他にも托鉢、絶景の滝、少数民族との出会いなど、
まだまだ書き足りない魅力がルアンパバーンにはあります。
ベトナムのお隣の国ラオス。
これから、乾季のベストシーズンを迎えますので、ぜひ訪れてみて下さい。
ラオス旅行のお問い合わせはこちら
ルアンバパーン3日間
https://www.his-discover.com/tour/laos/luangprabang/