ヨセミテ国立公園の94%が野生のままということを書いたことがありましたけど、野生となれば当然いろんな動物が生息しているわけで、公園内に行けば色々な動物に遭遇します。私が今まで見た動物で主なものとしては・・・


  1. クマ 
                      

  2. シカ
  3. アライグマ
  4. リス
  5. コヨーテ

でしょうか。

リスやシカはまだしもクマを見るときって動物園のように格子越しから「眺める」のが普通じゃないですか、これが同じ空間でクマと視線を合わせるということがあんなにドキドキするとは思わなかったです。これって同じ土俵に乗っているようなもので、もし猛然と突進してきたら一目散に走れば振り切れるものなのかなぁなんて考えたのを覚えています。


ヨセミテ公園内にはキャンプ場がところどころにあり各サイト毎にイス付きのテーブルやファイヤーリングと呼ばれる円形の焚き火をするための場所がちゃんと設置されているのですが、それとは別にもうひとつ「フードストレージ」と呼ばれるいわば収納庫があります。始めての人は「こりゃなんだ?」と思う人もいるに違いありませんが、これはキャンプ場では持ち物をきちんと整理整頓してキレイに使用を・・・というためではなく、要は食料をはじめとした匂いのするものを出しっぱなしにしておくとクマを筆頭にアライグマやその他動物が寄ってきて食べちゃうので、注意しろということなんですね。よくキャンプの翌日朝になるとどこからともなくクマ出没の噂が聞こえてきたりします。「昨日の夜はどこどこにでたらしいよ・・」みたいな。慣れないころは夜中にクマがテントの近くに来たらどうしよう・・なんて不安になったこともありましたね。


あるとき備え付けのテーブルで食事をしていたらイスの下にアライグマが食べかすが落ちてくるのを待ち構えていたなんてこともありました。あの愛くるしい顔をみるとついあげたくなっちゃいますがこれは絶対厳禁です。(動物に対する餌付けは禁止されてます)


ちなみにクマ達はは食料の匂いだけでなく、女性の化粧品や、もっというと口紅や歯ブラシチューブの匂いにすら寄ってきます。決して食いしん坊なんじゃありません。匂いに敏感ということなんでしょうね。(ヨセミテ内では口紅rougeは厳禁です。⇒⇒冗談です)


つくづく自然のままの姿を保持するって大変だなぁ~と思います。


ところで未だ見たことのない動物なんですが、ヨセミテ内にあるトレイルの入口には「マウンテンライオンに注意」なんて看板があります。



これって一体どうやって「注意」すれば良いのでしょうね。

遭遇したら腹を決めて一騎打ちですかね。

今までの人生のなかでそんな時の対処なんて学んで来てないんですけど・・・

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    2024.05
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