サンフランシスコ市内からゴールデンゲートブリッジを
渡った先にミュアウッズナショナルモニュメントがあります
ミュア・ウッズは簡単にいうとレッドウッドと呼ばれる樹齢
1000年、高さ70m以上の大木が生息している森林地帯です。
ここの名前の由来は自然保護に力を注いだジョン・ミュアに
ちなんで付けられたものです。
ちなみに彼の名前は至るところに付けられておりまして、
例えばヨセミテ国立公園エリアにはジョン・ミュアトレイル
というトレイルが存在します。
さて、私が長々話すより百聞は一見にしかず・・ということ
で早速どんなところか見て行きましょう!
サンフランシスコ市内から片道約30~45分位で公園入り口に
到着です。
公園ゲートはこんな感じ↓
こじんまりした感じの入り口で、そこだけ見ていると拍子抜
けしてしまいそう。
ひとまず入り口で入場料を支払います。
(ナショナルパークパスを持っている人は無料)
常に思うのですが、アメリカの公園というのはしっかりと
管理されており、例えばここに関しても写真でお分かりの
ようにきちっとトレイル(板張り)がされており、それ以
外の場所を歩かせないようになっています。↓
トレイル以外の場所を歩くことで生態系が破壊されるとの
こと。バクテリアを踏み殺すことで森や砂漠の生態系を破
壊しかねないということですね。
さて、ウロチョロ歩いているとこんな展示が↓
丸太の切り株??
といってもそんじょそこらのものと違います。
もっとクローズアップしてみましょう。
見えますか?幹の中心。
えッ、A.D909・・・。
A.D909ってことは樹齢1000年??
1000歳って、確かあのヨーダでさえ800歳少々、
ウルトラマンは・・・などと、無意味な比較をしながらも
切り株を凝視しておりますと、「1492年コロンブスアメリカ
発見」という文字も見えます。
日本人の私には1492年のコロンブスよりも1467年の応仁の乱
の方が親近感があるんだけどなぁ・・などと、無謀にも25本
内側にさかのぼって数えてみようと試みましたが失明しかけ
たのでやめました。
ところでこの公園は確かにレッドウッドも良いのですが、
印象的なのは下の写真のような「コケ」。
はたまた「シダ類」。
森の至るところが苔むしておりなんとも幻想的といいますか
知的レベルがバレそうで嫌なんですが、私なりに表現すると
「うっそうと・・」
スミマセン・・・そのまんまで。
実際のスケールが写真を通じて伝われば良いのですが。
つい写真が縦長になってしまうのは私のスキル不足?
公園内にはこのほかにも色々な説明がトレイル上に表示されています。
例えばこちら↓
鮭ものぼってくるんですねぇ。
このミュア・ウッズというのはサンフランシスコやその近郊
に住んでいる方々には非常に身近な散策スポットではないか
と思いますので、軽いハイキングなんかでどこかいいところ
はないかな?なんて方にはここと、その帰りに近場の海にで
も繰り出してお弁当でも食べるなんていうのがお勧めです。
以前、何かの媒体で「ミニ・ヨセミテ」などという表現を使
っていたものがあったように記憶していますが、個人的意見
でいうと全く違います。
ここにあるのは群生しているのは「レッド・ウッド」であり
ヨセミテにあるのは「ジャイアント・セコイア」というもの
でして、学名上では同じ「セコイア」として分類されてます
が種類が違います。
ジャイアントの樹齢はなんと2700~3000年!
地球上で最も長生きする生物と言えますのでスケールが違い
ます。しかもヨセミテには氷河が削りだしたバレーからなる
素晴らしい景観もありますのでタイプが全く違います。
比較すること自体がナンセンス!!
レンタカー等で観光されている方にはお勧めできるかも知れ
ませんが、短い滞在期間しかないというような方には、
是が非でも見に行くというような場所でもないような・・・
同じセコイアを見るならヨセミテのマリポサグローブの大木
の方がもっとすごいですね!
ここまで長々とミュア・ウッズを説明しておいてなんてこと
言ってんの、私・・・・・・・・。
【オマケ動画】
せめてミュア・ウッズの雰囲気だけでもお伝えできればと・・・・