「シアトルといえば」シリーズも今回で3回目。
そろそろということで今回取り上げるのはイチロー選手が所属する
シアトルマリナーズ。
去年からは元福岡ダイエーホークスでプレーしていた城島選手もマリナー
ズの一員となったことや、チームのオーナー自体が任天堂ということもあり
日本人からみても馴染みのあるチームと言えるのではないでしょうか。
そんなマリナーズの本拠地は「セーフコ・フィールド(Safeco Field)」ですね。
このセーフコという球場名ですが、これは地元の保険会社「Safeco」が
命名権(日本でも「ネーミング・ライツ」という言葉を良く聞くようになりましたね)
を1999年から20年間、$180万ドルで買い取ったことから名前が付けられてい
ます。
球場の横(レフトスタンド側)にはアムトラックや貨物の線路が敷設されている
ため、試合中に大きな警笛が聞こえるのはそのためです。
また、この球場は開閉式ドーム球場のため屋根が開いたり閉じたりするのは
みなさんもご存知かも知れませんが、あの屋根が開ききるまでにどの位の
時間を要すると思いますか?
答えはというと、約20分というのがその所要時間です。
ちなみに、普段開いている時はというとライトスタンド上方にスライドしています。
もう1つの特徴はというと、海が非常に近い球場なので夏場でも球場内に冷た
い空気が流れ込むため試合観戦中に凍えてしまいそうになることも・・・・・。
特に3階席の1塁側席は要注意です。
これは決して大袈裟じゃなく、試合が寒いのではなく、己が寒くてホテルに帰
らねばならないなんて事態になることもあるので要注意ですよ。
そんなセーフコ・フィールドですが、外観はどんな感じの球場かというと↓
レンガ作りをイメージしたアメリカならではの雰囲気を醸し出す球場です。
収容人数は4万7116人。
特徴としては天然芝であることと、外野の左中間が特に広く設計されている
ため右打者は苦戦することと、当然のことながらセンターやレフトを守る外野
手も守備範囲が広範囲にならざるを得ず大変なんです。
ちなみに今年はイチロー選手がセンターを守るなんて話があるので、彼の場
合は逆に今まで以上に観客を魅せるプレーをするのではないでしょうか?
おまけといってはなんですが、上の写真をみるとわかるように元々アトランテ
ィック通り(Atlantic st.)だった道についこの間ファンに惜しまれながらも引退
した、マリナーズの顔とも言えるエドガー・マルチネスさんの名前がついてまし
たね。彼ってやっぱり人気者だったんだと今更ながらに思い知らされました。
ところで球場の壁面には↓のように人気選手の写真がデカデカと貼られてい
ます。
イチロー選手ですね。
なぜかイチロー選手だけアウェイのユニフォーム写真でして・・・・・・・。
続いては城島選手。↓
一塁側の外壁にこんな感じで貼られています。
その他にも球場にはマリナーズ・ストアーがありまして、色々なグッズが
販売されています。↓
Tシャツやレプリカユニフォームをはじめ帽子や、選手のサインボールまで
販売されています。
私がいた2002年当時、イチロー選手のサインボールがなんと$600.00ドルで
販売されていたのを思い出します。
他の選手は軒並み$60.00ドルから高くても$200.00ドルなのに・・・・。
シアトル市内から球場へのアクセスは非常に簡単でして、市内を循環してい
るバスに乗って行くか、極端なことを言えば歩いても行けます。
その場合の「徒歩」時間ですが、恐らく20分から30分弱と思って頂ければ
良いのではないでしょうか。(たぶん30分は大袈裟なような気がします)
番外編:
セーフコ・フィールドとは1番通り(First St.)を挟んだ向かいにある
「ピラミッド・エール」という地ビール屋さん。↓
小さいブリューワリーながら結構他州に行ってもこのラベルのビールを見る
ということは人気があるという証拠でしょう。
もちろん私もお勧めしますが。
1番のお勧めは試合前にここで軽く飲んだ後、そのままの勢いをもってマリナ
ーズを応援するというスタイル。(決して、フーリガンのようになっては日本人
の恥ですのでご注意を!)
店内の雰囲気も良く、試合もモニターを通して観戦できますので、もしもチケ
ットが手に入らなかったなんて場合はせめて球場隣のここでビール片手に
声援を送ってみてはいかがでしょうか。
以上、余計なアドバイスでした。