ここ最近頻繁にヨセミテを取り上げていますが、
これはもちろんヨセミテ観光シーズンが始まったということもありますけど、
あんなに魅力たっぷりのヨセミテを少しでも多くの方に知ってもらいたいな
という個人的な希望もあったりするんです。
昨日取り上げたハーフドーム登頂もその一環です。
本日のタイトルを「知られざるもう1つのヨセミテ」としたのには訳があって
ヨセミテと言うと、大抵の方はハーフドームをはじめ、トンネルビューからの
景色やグレーシャーポイントといった観光ポイントを挙げるのではないかと
思うのですが、この東京都の1.5倍の面積(3045平方キロ)という広大なエリ
アにはまだまだたくさんの素晴らしい光景が広がっています。
標高は600メートル台から、上は4000メートルという標高差が公園内に存在
することからも低地と高地では当然全く異なった顔を持っています。
よく言われていることなんですが、ヨセミテ観光と称して公園内を観光してい
るエリアはたった21平方キロという小さなエリアのみを指している場合が
殆どです。
3045平方キロの内、たった21平方キロ・・・・・
これではとても「ヨセミテを見た!」とは言えません。
またもや長い前置きと言われそうですが・・・・・
そんなこんなで今日取り上げるのは「ハイシエラ」です。
ハイシエラ(HIGH SIERREA)とはヨセミテ国立公園が位置する場所が
シエラネバダ山脈(SIERRA NEVADA MOUNTAINS)に位置していまして、
中でも高地に位置しているエリアをハイシエラと呼んでいるわけですね。
ハイシエラとかハイカントリーなどと呼んだりします。
文字ばかりでは面白くないと思いますのでひとまず写真を1枚。
ご覧になっている写真は間違いなくヨセミテ国立公園内で
撮っているものなんですよ。
ちょっと角度を変えて写真を撮ってみると↓
見てください。
この透き通った水のキレイなこと!!
ハイシエラは冬季は深い雪に閉ざされていて
立ち入ることが出来ません。
ヨセミテバレーからこのエリアに行くためにはタイオガ・パス(TIOGA PASS)
というヨセミテを東西に分断するように走るこの道(州道120号線)を使うこと
になります。この道が唯一、公園を東西に移動するための道でして、
先ほど触れたように冬季は道路が封鎖されています。
川の水に話を戻しますと、雪解け水のために驚くほどの透明度を誇っていま
す。川にはブラウントラウトをはじめとした数種類のトラウト(鱒)が気持ちよ
さそうに泳いでいる姿やたくさんのトレイルがあることからも数多くのハイカ
ーを見かけます。
私が言うのも変なんですが、ここの景色はカリフォルニアの景色というより
カナディアンロッキーをイメージさせるような感じです。
こんな景色を見ながらハイキングなんて最高だと思いませんか?
ヨセミテバレーももちろん観光して、尚且つハイシエラも観光しなけれ
ば、もったいない!!
タイオガ・パス沿いにはこんなスゴイ景色を誇る
「テナヤ・レイク(湖)」もあります。
実際に行くと分かるのですが、驚くほどの透明度!
ちなみに真夏でも水温はメチャメチャ冷たいです。
参考までに、ヨセミテ公園内の湖や川の水はどこもそうですが、
驚くほど冷たいです。
そのため、ヨセミテで川遊びをしようと心に決めたら、
覚悟して入水しないと30分後には唇が真っ青!なんてことに・・・
ところで、タイオガ・パスをズンズン進んで行きますと、展望台があります。
その名も
「オルムステッド・ポイント(OLMSTED POINT)」↓
ここからの景色もなかなかのもので、良い写真スポットですね。
上の写真の奥の方に見えているトンガリ帽子みたいなのは
昨日取り上げた「ハーフドーム」ですね。
角度が全く通常と違うため、ハーフドームの印象も違いますね。
ハイシエラと呼ばれるこのエリアは本当に奥が深くてというか
深すぎて、たった一度のブログではとても紹介しきれません。
本音で言えばどこまで紹介すべきなのかも困ってしまいます。
というのも、
現在のところ観光ツアーでここにご案内している
ツアーというのがないからです。
夏の間だけ、公園内のシャトルでハイシエラに向うことはできるものの
あまりの本数の少なさに、実際にはあまり観光に向かないような気も
しますし・・・・・・
もっと紹介すべきか迷ってしまいます・・・
いっそのこと、「H.I.S.でツアーにしちゃえばば良いのに・・・・」
H.I.S.は不可能を可能にする会社
だったハズ・・・・
乞うご期待!!・・・・・・・・って、ウソッ?