タイオガパスで一路進路を東にとって進むとUSハイウェイ395号線に
ぶつかるというのは昨日のブログでも書きましたね。
このふたつの道が合流する地点の町はリーバイニング(Lee Vining)と
いうことも触れました。
今日はここから395号線を南に進路を取ることにしましょう。
リーバイニングから395号線を南に下る前にちょっと立ち寄っても良いのが
『モノレイク(Mono Lake)』です。
この湖は塩分濃度が非常に高いことから魚は生息していません。
変わった湖と言えますが、これは周囲に流れ出すための川がないから
なんですね。
話によると、ロサンゼルスの水源を確保するため、モノレイクからの
取水を開始したところ、当然のことながら水位がどんどん下がって行く
と共に、塩分濃度も2倍になったため周辺の生態系そのものに多大な
影響を及ぼしてしまったそうです。
現在では生態系を元に戻すという取り組みが行われているそうです。
さて、南に下ること30分ほどでしょうか。
こんなところがあるんです。
みなさん、チャプチャプと川で遊んでおります・・・・。
などというどこでも見かける普通の光景なら、わざわざ取り上げませんが
上の写真を拡大して、よ~~~~~~~~くみて頂くと分かるのですが、
写真中央より若干右側あたりの川面が白く見える部分があるのですが、
分かりますでしょうか??
『
温泉
』です。
ここのことを知っている人たちはこうして、ここに来ては温泉に
浸かっているんですね。現地に住む人間でさえ、ここのことを
知っている人というのは余程のアウトドア野郎でしょう。
なので、
ホントはあまり教えたくないというのが本音・・。
ちょっと写真を引いて見ますと、もっと良く分かるのですが、
ここは箱根でいう(ごめんなさい・・・私、神奈川出身なものでして)
『大涌谷』??
そこらじゅうで『ブクブク』いっています
しかし、硫黄特有の異臭はないですね。
さすが、アメリカ。
ここはジオロジカル・サイト(Geological Site)ということで、
地質学的にも重要な場所なので、ちゃんと
『管理』されています。
さすが!アメリカ。
しかし、ここからがアメリカらしいところでして、
立て看板を凝視すると・・・
『入ってもイイけど、湧き出しているところからは
適度に距離を取ってね・・
』
「適度に」って??
それって、身を持って確認しろってこと?
とりようによっては「後は知らない・・・」ともとれる。
・・・・・・・・・・・・、さすがアメリカです。
それでもみんな上手に距離を保ちながら温泉気分を満喫です。
車があれば、ここまで来て温泉を堪能しながら再びヨセミテ公園内に
戻るなんて手も取れます。
ホントは教えたくないけど、このブログをご覧の方だけにオススメ
しちゃいます。
場所は395号線をリーバイニングから南に30分弱ほどのところに
ありまして、進行方向左側に折れて進むことになるのですが、
395号線から折れる際の道しるべには「ジオロジカルサイトこちら⇒」
みたいな看板のみが頼りとなります。
道は途中で、案の定未舗装路になりますが、乗用車でOKです。
地図を広げて395号線沿いを見ていけば、場所を見つけることが
できるはずです。
最後に補足しますが、
この場所は未だ『活きて』いますので、活動が活発になり
ますと、さすがにその場合は「入浴」が禁止されます。
くれぐれもご注意下さい!
それともうひとつ、
ここは日本の温泉ではございませんので、
『素っ裸』でのご利用もできません・・・・・・。
水着を持参くださいませ。


テーマ: ヨセミテ国立公園
















