「ヨセミテの向こうにマンモスあり!!」


などという、たいそうなタイトルを付けてみましたが、これに釣られて

このブログを見に来た方、ゴメンナサイ。

(そんな大袈裟なタイトルを付ければみんな見に来てくれるかななんて・・)


ヨセミテの向こうにマンモスなんかいたら、今頃ニュースで大騒ぎですよね


今日取り上げるのはマンモスはマンモスでも絶滅したマンモスのことでは

なく、Mammothという場所、つまり地名ですね。

タイオガパスと395号線の交差点から南に約45分位いったところにマンモス

という場所があります。

ここはカリフォルニア州でも有名なスキーリゾートなんですが、

冬のみならず、夏でも多くの観光客で賑わっています。



街の名前がマンモスだけにあんな象・・・・像も据えられています。

街全体がリゾート地特有の雰囲気を醸し出しています。



冬場のリフトは夏場でも稼動していて、それに乗ればあっという間に

マンモス・マウンテンの頂上まで行くことも出来ます。




リフトからの景色もなかなか素晴らしいのですが、やっぱり頂上からの

景色が最高です。



シェラネバダ山脈特有のトゲトゲしい山並みをみるためには山の東側、

に回り込んで見るしか方法はありません。



冬場は当然スキー場となっていますが、夏場はというとハイキングは

もちろんのこと、面白そうだなと思ったのがマウンテンバイクによる滑走

ではないでしょうか。

頂上までリフトで自転車を持っていく人がかなりいましたが、

頂上からバイクにまたがり山の斜面を滑走する姿はなんともカッコいい

の一言に尽きます。

(ただ、スキー場だけに斜面の角度はかなり急でして、吸い込まれるように

して消えていく彼等の後姿にゾッとしましたね)


なお、マウンテンバイクを始め色々なものがレンタルできるようになって

いるので、その場でレンタルして試しに山下りしてみるのも面白いんじゃ

ないでしょうか?



マンモスってもしかしたら、カリフォルニアで1番しっかりしたリゾート地

かも知れません。



忘れない内に書いておきますと、マンモスというエリアの難点はアクセスの

悪さにあります。

夏場はサンフランシスコからでもヨセミテのタイオガパスをつかって

シェラネバダ山脈越えをすればいいのですが、冬はこの道が封鎖されて

しまうため、山脈越えができませんので、仮に冬季に行こうと思うと、

ネバダ州のリノ(Reno)辺りを経由していくしか方法はないですね。

ロサンゼルスからでしたら夏冬関わらずアクセスが可能です。


サンフランシスコ住人がここに行こうと思うと、夏場しか行けない・・・・・。


さて、このエリアの魅力は素晴らしい大自然がたくさんあることです。

例えば数え切れないほどの湖があります。



しかもどの湖も殆ど手付かずの自然のまま。

河口湖や山中湖のような人間の手で観光地化された湖とは全く違います。


みやげ物やも無ければ、商店なんかもありません。

みんな思い思いの食べ物を片手に湖に来るんですね。


釣りをしている人もいれば



ボートに乗っている人もいます。



釣りなどをしている時にふっと思うのですが、周りがあまりにも静かすぎて

怖いくらいです。

喧騒という言葉とは縁遠い世界です。


下↓の写真を見て頂くと分かるのですが、写真中央に見えている滝の姿も

絵になっていると思いませんか?




こんな景色を見ているといつも思うのですが、ここもカリフォルニアな訳

でして、ロサンゼルスやサンフランシスコといった大都市もあれば、

ヨセミテをはじめこんな大自然もあったり。

カリフォルニアって本当に色んな顔をもっているなと。

なんて思っているうち、ふとカリフォルニアの州旗にはクマの絵が書いて

あったなと・・・・。





これがカリフォルニアの州旗なんですけど、ここに描かれているクマは

カリフォルニア・灰色クマ(グリズリーベア)といって、実は既に絶滅

しているクマなんです。

絶滅の原因は1800年代のゴールドラッシュ期に乱獲されたことによる

ようでして、今回のタイトルにあるマンモスといい、このクマといい、

一度絶滅してしまうと、2度々とこの世に産まれることがないので絶滅危機

にあるような動物は断固として守っていかねばなりませんね。


ついでにこの州旗で気になる部分がないですか??


「California Republic」という文字。

Republicといえば「共和国」って意味ですよね・・・。

カリフォルニアっていつ独立したの?なんて思いません。

カリフォルニアに何年も住んでいながら、

この意味を知らないなんて方結構いたりしませんか???????


・・・・・・・・エッ、知らないの?


この意味はというと、1846年にアメリカとメキシコが始めた戦争当時

今のカリフォルニアはメキシコ合衆国の領土だったんですが、その戦争の

最中にカリフォルニア州がメキシコ合衆国から離脱して独立国家を宣言

したんですね。

その名前が「California Republic」ということなんです。eye


ちなみにその期間は1カ月ほどの短い期間だけ、本当に存在したということ

になり、その名残が今なおカリフォルニア州旗に残っているわけです。

戦後、アメリカ合衆国に吸収されてしまいますが。


さらに先日ご紹介した25セントコインのカリフォルニア版にはコインにちゃんと

カリフォルニア州が合衆国の仲間入りを果たした年が刻印されています。



1850年ということ・・・・・だそうです。


たまにはこのブログもためになることを書かないと・・・・・・・。汗sweat02



話はかなり脱線しましたけど、

カリフォルニアって本当に奥が深いエリアですねぇ~。

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