「君はバッファローの肉を喰ったことはあるか?」
と、いきなり言ってもねぇ・・・。
バッファローとは別名アメリカバイソンとも言う。
牛とはちょっと違う風貌をしている。
見た目、喰うには微妙な感じ・・・・。
しかし、このバッファローの肉はどこでも食べれるという代物ではない。
なにせ、1800年代後半から1900年代始めの乱獲で、めっきり数が減って
しまったからだ。
今ではイエローストーンといった国立公園にも存在するものの、最盛期から
みれば、いないに等しいくらいに減ったといった記事を読んだのを覚えてる。
イエローストーン観光などになると、ランチは現地名物のバッファロー
バーガーを!なんて案内もみるし、現にあのエリアでは名物として売られて
いる。
これらの肉は、もちろん狩猟によるものではなく、飼育されている
ものでしてなんら違法なものはないです。
まぁ、とにもかくにもバッファローのハンバーガーを食べれるお店を見つけた。
しかも、サンフランシスコで!
私の知る限り、バッファローミートが食べれるお店を市内では2軒確認済み。
その内の1軒がここ。
「Bulls Head Restaurant」
840 Ulloa Street @ West Portal, San Francisco, CA 94127
Bulls Head(牛の頭)という名前からして肉々しい感じがしてます。
お店はミュニメトロのウエストポータル駅の出口横、なんと徒歩10秒・・・。
まるで駅の中にあると言っても良いくらい。
市内のパウエル駅から約15分のみれば到着なので、観光客の方でも
簡単にアクセスできますよ。
店内を覗くと・・・・・・・・
「ここは肉屋か??」と思うようなガラスケース内に
は色んなタイプのお肉がきれいに並べられている。
ここのレストランで気に入ったのはバッファローのお肉が食べれるということ
のほかに、Ground Sirloin Steakが食べれること。
簡単に言っちゃうと、ハンバーグが食べれるんです。
アメリカの多くのステーキレストランは「ステーキ」であって
「ハンバーグ」というのはあまりないような気がします。
わざわざground(挽肉)にしないのかな?というのと、ハンバーグ的にしちゃう
とハンバーガーのパテ?を食べているような感覚になってしまうのでしょうか?
誰か真相知りません????
そんなために、つい日本に行くとハンバーグ屋さんに行っちゃうんですよね。
もうひとつ、特筆すべきなのは、
100%オーガニックビーフを選ぶことも出来るので
どこの肉か分からんものは食べれん・・・・などと言う人でも安心です。
今回、私が食べたのは↓
Ground Buffalo Steak $16.95
ちなみにランチではスープもしくはサラダが選べるのと、付け合せとして
写真のようなフレンチフライかもしくはピラフが選べます。
(参考)Ground Sirloin Steak $14.95
バッファローミートの優れている点は、
1. ファットが、ビーフ(10.15g)、ポーク(9.66g)、チキン(7.41g)、
ターキー(6.30g)に対して、
なんと!!バッファローは2.43gしかない。ビーフの1/4ですよ。
2. カロリーはというと、ビーフ(219)、ポーク(212)、チキン(190)
ターキー(161)に対して、
ナント!!!バッファローは143しかない。
ターキーよりも少ない・・・・
3. コレステロールはというと、ビーフ(86mg)、
ポーク(86mg)、チキン(89mg)、ターキー(84mg)に対して、
何と!!!!バッファローは82mgとちょっと少ない。
ちなみに、バッファローミートのカロリーとコレステロールが魚やダチョウより
もすくないそうです。
しかし、タンパク質はビーフよりも40%多い。
昔、彼等を主食としていたインディアンには癌になる人がいなかったと言われ
ており、心臓病にも縁遠い生活を送っていたそうです。
果たしてその味は????というと、
肉々しい味と言いますか、ビーフで例えると牛くさい感じの味がします。
「牛くさい」という言い方をすると、誤解されてしまいそうで怖いのですが、
マズイのでは全くなくて、お店の方の例えで言えば、我々が子供の頃に食べ
ていたビーフの味に近いそうで、最近のお肉は良いも悪いも管理され、
本来のビーフの味がしないそうです。
たしかに、アメリカにある牧場育てられて牛を、牧場内で食肉加工して
食べさせてもらったお肉は、良い意味でビーフくさく、味わいも濃かったのを
思い出しました。(あの肉ですき焼きをしてみたかった・・・・。)
要は、最近のビーフには味がないと言っても良いのかもしれません。
とにかくも、そんな美味いお肉を店内で焼いているんですけど↓
この煙が店外に漏れていて、軒先ではいつも良いにおいがしてます。
つい誘われて・・・フラフラと入っていく輩も多いことでしょう。
是非一度、ご賞味下さい。