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突然ですが、「ムーンボウ」をご存知ですか

英語に直すと、「Moonbow」。

これは、Moon(月)とRainbow(虹)から来ている言葉。

日本語では、「月虹(げっこう)」と呼ばれます。

夜間に月の光によって生じる虹のことです。

よく観測される場所として、ハワイのマウイ島や、南米のイグアスの滝、

アフリカのビクトリアの滝(ザンビア側)などがあります。

この3つと同様に見られる場所としてよく取り上げられているのが、

ヨセミテ国立公園のヨセミテ滝です。

そうです、サンフランシスコから日帰りで行ける、

ヨセミテ国立公園です!!!

(もちろん宿泊しないと見れないですが。)

ヨセミテで見ることができる条件として、

･満月の日

･快晴

それに加えて、

･ヨセミテ滝の水量が十分であること

が上げられます。

ヨセミテの滝は夏になると涸れてしまいますので、

雪解けによる一番水量が豊富な「春」が条件に加わります。

満月の日も月に1～2日しかないわけですから、

かなり日付は限られます。

で、今月5月の満月は、

「スーパームーン!!」

通常より地球に接近する影響で、いつもより30％明るく、14％大きく見える!

これはこれは、見逃すわけにはいきません!

ということで、5月5日の満月の日。

行ってまいりました。

ヨセミテ滝全貌が見えるポイントで尚且つ、虹が見えるポイントは、

センチネルブリッジの駐車場からヨセミテ滝側に

草原の中を通る小道があるのですが、

そこを入って行ったところです。（Cooks Meadows)

別のヨセミテ滝全体が見える場所からは

角度の問題で虹が見えないそうです。

7時ごろ着いたときには、すでにざっと200人ほどのカメラ小僧たちが、

カメラをずらーっと並べて場所取り。

一番近いセンチネル橋の駐車場は満車

ヨセミテ滝から見ると、滑稽な光景だったと思います。

太陽が沈み、隣の人の顔が見えないくらいの暗さになったのは、

夜8時ごろ。

カメラ初心者の私は、周りに「初心者で・・・」と言うと、

親切な写真家または愛好家の方が細かく教えてくれます

ありがたや、ありがたや

で、隣にプロのカメラマンがいましたので、

Moonbowの撮り方、コツを教えてもらいました。

1．シャッターを1分以上開けておけるカメラ＋三脚＋リモコンを用意。

2．自動で焦点が調整できる明るさのうちにオートフォーカスで焦点を合わせ、

　　そのまま、オートフォーカスのスイッチををマニュアルに切り替える。

　　　・・・つまり明るいうちからその場所で準備をする、ということ。

3．暗くなったら、あまり携帯や懐中電灯、

　　カメラの画面など明るいものを見ないようにする。

4．ISO200でF値を低く、1分以上シャッターを開ける

だ、そうです。

初心者の私には言われるがまま、、、でしたが、

きれいな写真が撮れました

写真が少し暗いので、

ここからは部屋を暗くしてご覧ください。

虹、お分かりですか?

実はこのコツの3番がなかなか大事だそうなのですが、

この虹は雲の様に白く薄っすらかかりますので、まずそれを見つけること、

そして、それをじっと見てると色が見えてくる、のだそうです。

そして、そのタイミングを逃さないこと。

今年は雪が少なく、水量が少し少なかったので、

少しの間、そして、小さな虹しか見れなかったのですが、

水量が多いときれいな弧を描くそうです。

バレー内、夜10時までシャトルが走っていますので、

ヨセミテロッジやアワニーにご宿泊でしたら、

センチネルブリッジから乗ってホテルに帰ることも可能です。

でも最終のバスだけは必ず確認してくださいね

6月になると、滝の水の量も減りますので、

Moonbowに出会うには、

次は来年の3～5月あたりが狙い目です。

ヨセミテのツアーはH.I.S.で!