カイロからこんにちは!!!
カイロ歴史地区は1979年に世界遺産に登録されました。
大きく分けて、ムハンマド・アリー・モスクやスルタン・ハサン・モスクなどのイスラム建築が多く立ち並ぶ「イスラム地区」と、イスラム化以前のコプト教の教会やエジプト最古のモスクのアムル・モスクなどがある「オールドカイロ」に分けることができます。
その中でも私が特に興味を持っているのが、イスラム地区にある"スーク・シラーハ"という通りです。
スークとは日本語で市場で、シラーハとは日本語武器という意味です。
つまり、この通りはかつては"武器市場"だったのです。
通りの一角にある武器をシンボルにした紋章がなんともロマンを感じさせます。
今となってはその名残として、内部に鍛冶屋が一軒あるのみですが、ムハンマドアリー朝期には金属加工の店が軒を連ね、それ以前は武器職人の店が数多くありました。
そんな、スーク・シラーハをこれから数回に分けて何が興味を引くポイントなのかご紹介していきます。