2008.01.30
前置きが長くなってしまいましたが、
ようやくザイオン国立公園に到着致しました!![]()
ザイオン国立公園のザイオンとは、
聖書にしめされた
『神の宿る聖なる場所』
という意味。
その名前が示すとおり、
美しく、神秘的
な国立公園です。
グランドサークルを説明する場合、
どうしても、有名なグランドキャニオンを元に比較対照されますよね。
で、このザイオン国立公園をグランドキャニオンと比較すると、
グランドキャニオン=上から見下ろす豪快な景観
ザイオン=渓谷の底から見上げることのできる景観
という事になります。
ザイオン渓谷は、バージンリバー(コロラド川の支流)の
侵食によって形成された渓谷です。
公園内には、さまざまなハイキングコースがあり、
初心者から上級者まで、誰でもハイキングを楽しむことができます。
なんといっても、バージンリバーの川に沿って歩くリバーサイドウォークと、
バージンリバーそのものがハイキングコースである、
ナローズは、この公園の魅力をさらに引き立てます。
バージンリバーの両側は、約600m(東京タワーの2倍)におよぶ
巨大な絶壁になっており美しさとともに、
倒れ掛かってくるような威圧感、
自然の重圧感を感じずにはいられません。
この公園は、バージンリバーがもたらす豊富な水源によって、
緑豊かで、のどかな景観と
そのやさしい自然に集う野生動物を見ることが魅力のひとつです。
グランドサークルの謎、ミステリーのひとつは、
この美しいザイオン国立公園を形成するナバホ砂岩層が
1億5千万年前に、形成された地層だということです。
point![]()
グランドキャニオンの最上層部から消えた、
2億5千万年の地層のうちの謎のひとつが
ここザイオンなのです!
ザイオン国立公園のエントランス

ゲートの背景に、ザイオンの特徴をしめす
ナバホ砂岩層のフォーメーションが見えます。
同じ砂岩層ですが、白い地層部分と赤い地層部分が分離しています。
海中で堆積するさいに、鉄分を含んだ部分は
長い年月をかけて侵食され表面に現れた鉄分が酸化して、赤く変色しました。
ザイオンビジターセンター付近のトレールから撮影したザイオン北側の風景。
公園内を移動するエコバスです。
(冬は活動していません)
天然ガスを利用し、一切公害が発生しません。
また、公園内をこのエコバスでしか移動でしか移動できないので、
交通量が規制、制限され動物にやさしい環境を作っています。
実際にこのエコバスの導入は成功しており、
交通の緩和と動物のほどの両面に成果を上げています。
ザイオンの特徴的なナバホ砂岩層の景色。

写真では、この大きさは(約600m)、表現できないのが残念です。
ビジターセンターからの景色。

ビジターセンターには、かならず訪れてください。
公園に関するすべての情報が、凝縮されています。
パークレンジャー(アメリカで最も人気のある職業)の話は、心に残ります。
左手を腰に当てて、右手の人差し指を天に向かって示すこの姿勢が好きな、
ラスベガス支店の名物ガイド、ジョン君。
この日は、生憎の曇り空で、青空ではありませんでしたが、
ビジターセンターから伸びているこのハイキングトレイルは、隠れた穴場です。
初心者でも簡単にアクセスできる絶景ポイントなので、
チャンスがあれば是非訪れてみてください。
つづく・・・
BY: JIMMY



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