2008.02.02

ザイオン国立公園は、

徹底的に自然環境を考慮した施策が随所に施されている

国立公園の中でも最先端の技術を誇る、

エコcloverな公園です。


cloverビジターセンターclover

何の変哲もないシンプルな木造建築のビジターセンターですが、

建物の屋根に大きな四角いボックスが乗っています。


一般家庭では、大型のエアコンのモーターというところですが、

このビジターセンターのこのボックスはエコシステムを利用した、

無公害エアコンなのです。


この大きなボックスには、水がはいっているだけ!

夏の間は、冷たい水に触れた空気が冷やされ、

冷たい空気は、下に降りてきますので、
ビジターセンター内を自然の快適な温度にクールダウンしてくれます。

このビジターセンターは、南向きに設定され、

写真にあるように大きなガラス窓が太陽光線を
豊富に取り込みやすいように、角度を計算されてデザインされています。


冬季は、太陽光線を豊富に取り込んで室内の空気を適度に暖めます。

実際に、ビジターセンターの内部に入ると、

エアコンで、温度調節されているかのように快適です。


clover天然ガスを利用した エコバスシャトルclover


夏期は、このエコバスでしか、国立公園内を移動することができません。
自家用車で来ても、観光バスで来ても一旦、

ビジターセンター周辺の駐車場にパーキングした後、

このエコバスに乗り換えます。


バスにはエアーコンなどの設備はありませんが、

大きな窓の開け閉めで、快適に温度調節ができます。


また、周辺の美しい景観がよく見えるように、

側面な大きな窓のほかに、天井の屋根にも天窓が設けられており
この天窓から、切り立った高い、

ザイオン渓谷の景色をのぞくことができます。


ザイオン国立公園では、このエコバスシャトルを導入したことにより、

国立公園内のミュール鹿やエルク(オオツノ鹿)など

野生動物数が、回復してきたことが確認されています。


エコバス導入の目的は、自然環境の保全と、

夏期の交通量の制限により、入園者の利便性を計ることですが、
公園内の入場車両がなくなったことより、

動物との接触事故が激減し、

野生動物の個体数が見事に回復した

素晴らしい例だといえます。


このザイオン国立公園の成功例から

アメリカの国立公園では、このエコバスシャトルの導入が検討されています。


後述するグランドキャニオン国立公園でも(年間入園者数 500万人)

このエコバスシステムがすでに導入されており、

営業車両の入場規制、とあわせて現在、実施されています。


利用者にとっても駐車場を探す無駄な手間もなく、

公園内では、5分から10分おきに頻繁に運行されていますので

非常に便利で、快適です。


ザイオン国立公園の位置的に、中心地に当たるザイオンロッジ。

国立公園内の唯一の宿泊施設です。



600m のナバホ砂岩層に囲まれてたたずむ

ロッジからの景観は、圧巻で筆舌に尽くしがたいものです。


このホテルは、大人気の上に部屋数も少ないので夏期の予約は

1年前からでも予約が一杯になる可能性があります。






残念ながらツアーでは、このホテルには、宿泊しませんが、

ランチやお買い物、休憩として立ち寄ります。


ロッジの周辺には、沢山のコットンウッドの大木が聳え立って、

大きな岩山の威圧感を優しくやわらげてくれているようです。


またこのロッジの周辺には、沢山のハイキングトレイルの入り口があり、

エメラルドプールエンジェルズランディングなどの

魅力的なトレイルに容易にアクセスできます。


バージンリバーのせせらぎ、巨大な砂岩層の岩肌、豊富な緑、

見事に調和して、この場にいるだけで癒されるような不思議な空間です。
  



つづく・・・


By: JIMMY


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    • 投稿: ハカセ -2008年2月 2日 (土) 16時10分

      ■こんばんは
      今日は雪が降るようですが、横浜寒いです。Blog、時々立ち寄らせてください。ご迷惑でなければ、よろしくお願いします。

    

    HIS ラスベガス支店

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