グランドキャニオンの谷底には、
まだまだ、未知の秘境が数々あります。
そこに到達するには、あまりにも過酷で
一般の観光者には不可能な地域であったり
または、ネイティブインディアンにとって
神聖な地域であり立ち入りができないなど
さまざまな理由はありますが、
日本の皆様には、グランドキャニオンのサウスリム以外は、
ほとんど紹介されていないという点では、
まぎれのない事実ではないでしょうか?
日本の皆様にとって知名度の低い、
ノースリム(北壁)をご紹介いたしましたが
今回からは、ハバスパイの滝をご紹介させていただきます。
ひとことで説明すると、
『グランドキャニオンの谷底に、
ナイアガラの滝よりも高低差のある大きな、美しい滝がある。』
と言うとどうでしょうか?
おそらく、これだけいろいろなメディアで、
世界遺産としてグランドキャニオンは取り上げられていますが
このハバスパイの滝を知っている人は、
少ないのではないでしょうか?
『ハバスパイ』
この言葉の意味が、この地域に暮らす人々、
そしてこの滝の美しさを現しているのです。
厳密には、ネイティブアメリカンの言葉で 『ハバス-パイ』です。
ハバスは、青く緑に輝くという意味で、
パイは、そこに暮らす人々を表します。
『ハバスパイ』 青く緑に輝く人々。
そうです。
この滝は、青く緑に輝いているのです。
このハバスの地区には、4つの滝があります。
私のブログでは、一般の方々でも比較的行き易い、
3つの滝をご紹介いたします。
1.ナバホの滝:
2.ハバスの滝:
3.ムーニーの滝:
*最近の土砂崩れで、現在、形は変わってしまっています。
行き方の1つめは、
グランドキャニオンサウスリムから、
パピヨン社が飛ばすヘリコプターで向かう方法。
これ以外だと、グランドキャニオンサウスリムから
さらに約200キロ(!)西側に移動した場所に
ヒルトップという場所があります。
ここからハイキングで谷底まで下るか
ヒルトップから不定期に運行しているヘリコプターに登場するか、
2つの選択があります。
*但し、どちらのヘリコプターの場合も
ハバスのヘリポート(=空き地)で降りると、飛び去ってしまう
あくまでも交通手段でしかありません。
言語は問わずガイドは付かず、
現地でも誰もケアしてくれないので注意が必要です。
グランドキャニオンサウスリム上空の景観とまったく違っています。
荒涼とした草木のない台地、
本当にこの渓谷の下に、美しく青く緑に輝く滝が存在するとは
考えもおよびません。
美しい滝までのハイキングは、次回のお楽しみに!
BY:JIMMY
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グランドサークル、とは、北海道の2倍以上の面積を持つエリアの総称になり、その辺りを訪れるツアーには、どれも「グランドサークル」というタイトルがついています。弊社の取り扱いだけでも長短複数あり、内容もそれぞれ異なります。
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